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工務店の集客イベント11選!成功させる企画・運営のポイントも解説

2023.10.10

工務店の集客イベント11選!成功させる企画・運営のポイントも解説

数ある工務店の中からお客様に選んでもらうためには、さまざまな工夫が必要です。イベントもその1つですが、単に開催するだけでは集客できないため、競合他社と差別化した内容を企画しなければなりません。

この記事では、工務店の集客イベント11選を紹介します。工務店がイベントを開催するメリット・デメリットや、成功させるためのポイントもあわせて解説するので、認知拡大や売上向上を図りたい方はぜひ参考にしてください。

工務店が集客イベントを開催するメリット・デメリット

工務店の集客イベントを開催する際は、メリット・デメリットの双方を把握しておくことが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット

工務店で集客イベントを開催するメリットは、主に以下の3つです。

  1. 自社の認知が広がる
  2. 既存の顧客との交流ができる
  3. 地域や住民と密接な関係になれる

自社の認知が広がれば、獲得できる新規顧客の母数も増えます。既存顧客との交流を継続することでアップセル・クロスセルのほか、紹介などによる新たな顧客の獲得も期待できるでしょう。

さらに、工務店は地域性が高いビジネスゆえに、イベント開催は地域や住民と密接な関係になるうえで必須です。自社名や社員の顔を覚えてもらうことで、地域住民からの「信頼感」や「親しみ」を持ってもらえ、住宅に関する悩みごとがあれば自社へ相談してくれる可能性が高まります。

工務店の集客イベントを開催する際は、上記のメリットを十分得られるような企画内容を検討していきましょう。

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デメリット

工務店で集客イベントを開催する最大のデメリットは、「手間・コストがかかること」です。イベントの開催時には、以下のような費用が必要になります。

  • 人件費
  • 広告費
  • 材料費 など

イベントの費用対効果を高めるためには、余裕を持ったスケジューリングと緻密な計画が重要です。投じたコストが無駄にならないよう、イベント企画は部署内外のメンバーで協力し合いながら立案していきましょう。

【関連記事】工務店の集客でよくある悩みと原因を解説!解決法や成功事例も

工務店の代表的な集客イベント11選

工務店の代表的な集客イベントは、下表の11個です。

イベント

ターゲット

目的

認知拡大

案件化

LTV(※)向上

その他

①見学会

新規顧客

 

②土地探しツアー

新規顧客・検討中の顧客

・将来の顧客獲得

③DIY・工作教室

新規顧客・検討中の顧客

 

④お祭り

地域住民・新規顧客

・地域住民からの信頼感を獲得

⑤無料相談会

新規顧客

 

⑥勉強会

新規顧客・検討中の顧客

・検討中の顧客との効果的な接触手法

⑦資金相談会

新規顧客・検討中の顧客

 

⑧宿泊体験

検討中の顧客

・成約率の向上

⑨植樹会

新規顧客・検討中の顧客

 

⑩OB会・OB訪問

既存顧客

・効果的なアフターフォロー

⑪リフォーム相談会

既存顧客

 

(※)「顧客生涯価値(Life Time Value)」の略称で、顧客の取引開始から終了までにどれだけ自社に利益をもたらすかを表す指標

それぞれ詳しく見ていきましょう。

集客イベント①:見学会

工務店の代表的なイベントといえば、見学会です。見学会には住宅完成見学会やモデルハウス見学会などがあります。ターゲットは「家を買いたい」という購買意欲のある顧客になるため、他社との競争が激しくなる点が特徴的です。

競合他社との差をつけるためには、実際に住む場合の想像がしやすいようなリアリティのある企画にすると良いでしょう。

集客イベント②:土地探しツアー

2つ目の集客イベントは土地探しツアーです。土地探しツアーとは、土地を探している顧客をターゲットとして行うイベントを指します。家を購入するより前段階の準備をしている顧客層に対して行うため、将来の顧客獲得に大きく影響します。

家を買いたいけど、まずは土地探しからと検討している顧客は意外と多いもので、イベントの中で自社の魅力を伝えられればより実のあるイベントになるでしょう。

集客イベント③:DIY・工作教室

3つ目の集客イベントはDIY・工作教室です。お子さま向けの工作教室は、ファミリー層をターゲットにしたイベントで、工務店にとってファミリー層はメインのターゲットと言っても過言ではありません。そのため、お子さま向けのイベントを企画することで、新規顧客の獲得につながります。

イベントの内容は自社の職人の技術をアピールできるよう、DIYや木工工作などがおすすめです。お子さまと一緒に参加できるように、夏休みや春休みの期間を狙い、イベントを企画しましょう。

集客イベント④:お祭り

4つ目の集客イベントはお祭りです。地域密着型の工務店では、地域住民との良好な関係を築けるお祭りは必ず実施したいイベントの1つといえます。

お祭りでは集客を前面に出さずに、顧客が楽しめる要素を盛り込んだイベント企画が大切です。あくまで地域住民との信頼関係を築くためのイベントとして計画しましょう。

集客イベント⑤:無料相談会

5つ目の集客イベントは無料相談会です。無料相談会は、LTV向上に関与する重要なイベントとなります。住宅に関しての悩みは尽きないもので、気軽に無料で相談できるアドバイザーは需要が高くなっています。

ポイントは自社の売り込みは一定にとどめ、顧客の悩みや心配事に親身になることです。のちのちの顧客獲得につなげるため、客観的な視点からのアドバイスを心がけましょう。

集客イベント⑥:勉強会

6つ目の集客イベントは勉強会です。勉強会は新規の顧客獲得はもちろん、検討中の既存顧客に対するアプローチも可能です。定期的に開催し、接触機会を増やすことで関係性を維持でき、最終的に成約率にも好影響を与えます。

勉強会の内容は、住宅購入や建築に関することがおすすめです。自社のこだわりや強みもあわせて伝えると良いでしょう。

集客イベント⑦:資金相談会

7つ目の集客イベントは資金相談会です。資金相談会は住宅ローンを組む顧客に向けてのイベントで、購入を前向きに検討している顧客ほど求めています。

ファイナンシャルプランナーや保険代理店と連携し、開催できればより中身のある勉強会になるでしょう。また金融機関とも連携できれば、住宅ローンに関して具体的に話が進めやすくなるためおすすめです。

集客イベント⑧:宿泊体験

8つ目の集客イベントは宿泊体験です。宿泊体験とはモデルハウスを利用し、実際に顧客に家を使ってもらうイベントを指します。ただし、1つのモデルハウスに対して1日1組しか案内できないため、新規顧客に向けてのイベントには向きません。

自社の住宅購入を検討している顧客に対し、最後の一押しのような手法で使うと効果的でしょう。

集客イベント⑨:植樹会

9つ目の集客イベントは植樹会です。植樹会は、木造住宅を販売している工務店や、自然素材を売りにしている工務店におすすめのイベントです。家づくりに使用している自然素材の紹介や、環境に配慮している点などを伝えられるため、印象の良さにつながります。

植樹会を通じて、地域住民との関係性が築けたり、検討中の顧客との接触が図れたりするため、成約率も高まるイベントといえるでしょう。

集客イベント⑩:OB会・OB訪問

10個目の集客イベントはOB会・OB訪問です。OBとは工務店で家を建てた顧客を指し、定期的にOB会を開催することで効果的なアフターフォローができます。既存顧客にアフターフォローすることで、新規顧客の紹介やリフォーム案件の創出にもつながります。

工務店の売上を拡大するうえでは、新規顧客だけではなく既存顧客へのアプローチもイベントを通じて継続的に行いましょう。

集客イベント⑪:リフォーム相談会

11個目の集客イベントはリフォーム相談会です。リフォーム相談会は新規顧客の獲得にも効果的ですが、既存の顧客のアフターフォローにも効果のある手法です。

増改築だけでなく、バリアフリー化などライフプランに合わせた提案ができるようにしましょう。

工務店の集客イベントを成功させる3つのポイント

工務店の集客イベントを成功させるポイントは、主に以下の3つです。

  1. 顧客リストを整理する
  2. 実現可能性の高い企画を立案する
  3. 定期的に開催する

ポイントを押さえ、効果的なイベントを計画しましょう。

ポイント①:顧客リストを整理する

成功させるポイントの1つ目は、顧客リストを整理することです。顧客リストを作成しておくことで、イベントを告知するチラシやDMなどの送付先を効率的に抽出できます。顧客リストには下記のように、案内すべきイベントを判断する際に役立つ情報を載せることが大切です。

  • 家族構成
  • 相談日
  • 検討内容 など

また住宅販売においては、面会回数が多い方が成約しやすくなります。定期的に接触できるよう、時期なども考えながら顧客リストを活用しましょう。

なお、弊社ではチラシをはじめとした紙広告の制作もサポートしています。また、チラシはオフラインだけではなく、LINEチラシの形にすることでオンラインでも流用可能です。チラシによって集客数を増加させたい方は、グラフィック制作LINEチラシのサポートページをぜひご覧ください。

ポイント②:実現可能性の高い企画を立案する

成功させるポイントの2つ目は、実現性の高い企画を立案することです。イベント開催には時間やコストがかかる分、場当たり的な企画で失敗すると費用対効果は大幅に下がります。

そのため、自社の人的・金銭的リソースを踏まえ、無理のない範囲で実現できるような企画を立案しましょう。また大きく成功したイベントは要因を分析し、他の企画に反映しながら再現性を高めていくことも大切です。

ポイント③:定期的に開催する

成功させるポイントの3つ目は定期的に開催することです。突発的かつ単発の開催では集客しきれず、認知拡大や案件獲得に至りません。最低でも、3か月から半年に1回はイベントを開催できるよう企画しましょう。

なお、初回のイベント開催時は、年間スケジュールを記載したチラシやDMを配布・配信するのがおすすめです。顧客側からすると参加したいイベントに目星を付けることで予定を調整しやすくなり、その分訪問率が上がります。

なお、イベント開催にあたっては、内容の詳細などを伝えるうえでWebサイトが欠かせません。特にスタッフブログで訪問者の様子などを掲載できれば、参加を迷っている方を後押しできます。

Webサイトやブログを通じて顧客と良好な関係を築きたい方は、弊社のWebサイト制作運用のサポートページからぜひご相談ください。

まとめ:工務店の集客イベントは入念な準備が不可欠

工務店での集客イベントは自社の認知が上がる、地域住民との良好な関係を築けるといった多くのメリットを享受できます。

しかし、集客イベントを開催するためには多くのは時間や人手が必要です。投じたリソースを無駄にしないよう、イベント開催時は実現性の高い計画を立案し、準備を入念に進めましょう。

なお、弊社では持続可能なマーケティングを実現するために、変化するニーズに合わせた「個客」に向けたデジタルマーケティングをサポートしています。新規顧客を増やしたい方は、弊社の集客ノウハウを集めた資料をご覧いただき、自社に適した集客方法を発見してください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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