LINE運用

LINE広告スタートガイド!仕組みや効果から設定方法まで解説

2024.03.01

LINE広告スタートガイド!仕組みや効果から設定方法まで解説

日本国内の9,600万人ユーザーが利用しているLINE内に配信されるLINE広告は、幅広い年齢層にアプローチできる広告です。配信面やターゲット設定も細かくできるため、狙ったユーザーがアクションしやすい広告を表示できます。

この記事ではLINE広告の仕組みや効果のほか、設定方法も解説します。弊社が支援したLINE広告の成功事例も、あわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

弊社ベイスはLINE運用の専門家です!
・LINE社認定セールスパートナー
・LINE専用マーケティングツール スマケ!の開発・運営
・LINE広告認定代理店
・500社以上のLINE運用のサポート実績
・LINECPDスタンプ・ポイントを取り扱い企業
・LINEGreen Badge取得者在籍多数

 

LINE広告とは

LINE広告とは、コミュニケーションアプリ「LINE」やLINE関連サービスに配信できる運用型広告です。まずは、LINE広告の基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. 仕組み
  2. 配信面

それぞれ詳しく見ていきましょう。

仕組み

LINE広告は、eCPM(※)が最も高い広告を掲載するオークション形式となっています。

※1,000回表示あたりの費用(クリック率などの予測値をもとに計算される)

具体的な仕組みは、下表の通りです。

広告が掲載される流れ

特徴

①集客

ユーザーが配信画面に訪れる

➁セレクション

ユーザーに合う広告グループを選定する

③オークション

ユーザーに表示する広告を決定する

④インプレッション

オークションで決定した広告を表示する

入札金額をもとに、ユーザーの画面に表示される広告が自動決定されます。したがって広告に表示されるためには、オークションに勝てるよう一定額の予算が必要になる点も押さえておきましょう。

LINE広告の費用や課金形態を詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】LINE広告の出稿費用はどれくらい?課金形態や成果を上げるコツも解説

配信面

LINE広告の特徴は配信面の多さで、以下15種類の配信面に掲載されます(2024年2月時点)。

配信面

掲載先サービスの特徴

トークリスト

LINEトークリストの最上部枠

LINE NEWS

LINEアプリ内のニュースページ

LINE VOOM

主に動画コンテンツの投稿を通じてコミュニケーションをとれるサービス

ウォレット

LINEPayなど、LINEが提供する金融サービスのタブ

LINEポイントクラブ

友だち追加や動画視聴など、条件をクリアするともらえるポイントサービス

LINEショッピング

LINEアプリ上で商品を購入できるショッピングサービス

LINEチラシ

ユーザーの興味・生活エリアにあわせて配信されるデジタルチラシサービス

LINEクーポン

飲食店やコンビニなど全国のショップで利用できるクーポンサービス

LINEマイカード

お店のポイントカードや会員証をLINEアプリでまとめて管理できるサービス

ホーム

LINEコンテンツへの入口となるホームタブ

LINE Monary

お金にまつわるコンテンツを提供するサービス

LINEレシート

お買い物をサポートするサービス

LINEファミリーアプリ

「LINE camera」や「LINE PLAY」などLINEと連携するアプリ

LINE広告ネットワーク

ゲームやSNSといったアプリメディアへ配信できるネットワーク広告

配信面に適した広告を掲載すると多くのユーザーの目に留まりやすくなるため、商品やサービスの認知向上やユーザー数増加につながります。

なお、LINE VOOMの機能や効果を詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】LINE VOOMとは?企業が使える機能一覧や効果・使い方を解説

LINE広告の導入で得られる効果

LINEは利用者が多いのはもちろん、幅広い年齢層が利用しているツールのため、自社商品やサービスを訴求するのに適しています。LINE広告の導入で得られる主な効果は、以下の通りです。

  • 多くのユーザーに広告を見てもらえる
  • マーケティング目的にあわせた広告配信ができる
  • ターゲティングの精度が高く、効率的にアプローチできる
  • 低コストで広告を掲載できる

機能や配信面も充実しているため、ターゲットにあわせて配信方法を変えることで、より多くのユーザーの目を引きやすくなります。

なお、LINE公式アカウント運用の効果を最大限に高めたい方は、500社以上の運用実績を持つ弊社の成功ノウハウが反映されている完全運用シートの利用がおすすめです。

経験をもとに作成した運用シートの項目に取り組めば、LINEマーケティング成功率を向上できます。公式アカウントの概要やシートの使い方については、以下の動画で詳しく解説しているため、あわせてチェックしましょう。

また、LINE広告の効果について詳しく知りたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

【関連記事】LINE広告は売上アップに効果絶大?向いている業界や成功事例も解説

【クリエイティブ別】LINE広告の入稿規定

LINE広告は、配信面によって入稿規定が異なります。

フォーマット

特徴

アスペクト比

Card(カード)

  • 横長のフォーマットで静止画と動画どちらも利用できる
  • 幅広い配信面に対応している

16:9

Square(スクエア)

  • 正方形のフォーマットで静止画と動画どちらも利用できる
  • 表示面積が広いため、訴求力が高まる

1:1

Carousel(カルーセル)

  • 静止画のみ利用できる
  • 1つの広告枠にスライド式で最大10点画像を掲載できる

1:1

Vertical(バーティカル)

  • 縦型のフォーマットで動画のみ利用できる
  • 配信面が限定される

9:16

Small Image(画像小)

  • 表示画面が小さく、静止画のみ利用できる
  • 画像とテキストで訴求できる

3:2

フォーマットによっては表示サイズが小さく、掲載情報の取捨選択が大切になります。LINE広告の入稿規定一覧や効果的なクリエイティブを作るコツを知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】LINE広告の入稿規定一覧!メディア別・フォーマット別・目的別に解説

【5ステップ】LINE広告の設定方法

LINE広告の設定方法を、5つのステップに分けて解説します。

  1. LINE公式アカウントを開設する
  2. 配信の目的を設定する
  3. 広告グループを作成する
  4. 広告のクリエイティブを決める
  5. ターゲティングを設定する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ステップ①:LINE公式アカウントを開設する

LINE広告を運用するためには、LINE公式アカウントを開設する必要があります。LINE公式アカウントとは、企業や店舗用アカウントのことです。

パソコンまたはスマートフォンから作成できるため、利用しやすいデバイスから作りましょう。パソコンから作成する場合、LINE公式アカウント作成ページに遷移し、個人のLINEアカウントまたはメールアドレスを登録すると開設できます。

LINE公式アカウントの作り方や開設後の設定事項を詳しく知りたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

【関連記事】[2-4]line 公式 作り方

ステップ②:配信の目的を設定する

次に広告配信の設定をします。LINE広告は目的にあわせてさまざまな種類が用意されているため、達成したい目標によって選ぶのが重要です。

目的

概要

Webサイトへのアクセス

自社サイトへアクセス数増加を目的とする広告

Webサイトへのコンバージョン

お問い合わせや資料請求といったアクションを目的とする広告

アプリのインストール

アプリのインストール数増加を目的とする広告

イベント参加率の向上

起動回数などアプリ内のエンゲージメントイベント増加を目的とする広告

友だち数の増加

自社の公式アカウントのファン増加を目的とする広告

動画の再生数

動画の視聴回数を増やすことを目的とする広告

購入行動の促進

商品の認知度や購入促進を目的とする広告

リーチ数の増加

Web広告を見たユーザー数増加を目的とする広告

広告施策の目的を明確にしたうえで、適切な配信を実施しましょう。

ステップ③:広告グループを作成する

配信の目的を設定したあとは、広告グループを作成します。設定した目的によってターゲティングや予算が異なるため、以下の手順で設定しましょう。

  1. ユーザートップ画面の「広告アカウント」タブをクリック
  2. グループ名など基本情報を入力
  3. ターゲットを設定
  4. 広告の配信先を設定
  5. 入札単価や予算を設定
  6. 作成したグループを保存

ターゲティングを限定しすぎると、対象となるユーザーの目に留まらない可能性があります。まずはターゲティングを広めに設定し、分析を重ねながら徐々に絞っていくのがポイントです。

ステップ④:広告のクリエイティブを決める

広告グループの作成が完了したら、次は配信する広告バナーを決めます。ユーザーの性別や年齢など属性によって訴求内容は異なるため、クリエイティブを作り分けるのが大切です。

なお、LINE広告は以下の点に気をつけて作成してください。

  • 広告主体者の明示
  • 業界の基準や規約の遵守
  • ユーザービリティ―が低いと判断される表現や広告
  • ユーザーが不快感を抱く表現
  • 不当表示にあたる可能性のある表現
  • 射幸心をあおる表現
  • 第三者が権利するものの無断使用
  • 「友だち」表記の誤り

LINEで使用される「友だち」の表記を記載する際「お友だち」や「友達」といった表記は、誤りになるので注意が必要です。

ステップ⑤:ターゲティングを設定する

より効果的な配信ができるよう、ターゲティングを設定します。LINE広告ではLINEユーザーの属性や行動履歴といった情報をもとに、ターゲティングを実施できるのが特徴です。ターゲット設定にはさまざまな項目があり、例えば関東エリアに住む20代女性を限定とした広告の配信もできます。

なお、設定項目例は以下の通りです。

  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア
  • オーディエンス
  • 過去の配信

広告効果を最大限引き出すためには、ターゲティング設定が欠かせません。弊社では、LINE上での行動データをもとに適切なコンテンツ配信が可能なマーケティングツールを提供しています。配信コストを削減し、効率的にLINE公式アカウント運用をしたい方は、ぜひ「スマケ!」の活用をご検討ください。

また、絞り込み機能を使った配信方法のやり方や注意点を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】LINEのセグメント配信とは?デバイスごとのやり方や成功事例も解説

弊社が支援したLINE広告の成功事例

下記は、LINEのCPF広告により友だち獲得につながった弊社の成功事例です。

施策

LINEアプリ内に出稿できるCPF広告(友だち追加広告※)の配信

目的

LINE広告経由で友だち追加することによる新規の認知促進

結果

1人当たり約500~600円で友だち獲得に成功

※友だちを獲得した場合に出稿費用が発生する広告

LINE単体では新規の友だち獲得が難しいといわれています。しかし、LINE広告の活用により新規の友だちを増やせたうえに、結果として認知拡大につながりました。新規顧客を獲得して売上向上を図りたい方は、LINE広告も有効活用したいところです。

上記事例のように、LINE公式アカウント運用を成功させたい方は、弊社の成功ノウハウがつまったLINE完全運用シートをご活用ください。4つのシートをもとに運用することで目標が明確化し、自社のファン化につながります。

まとめ:LINE広告は多様なアプローチが可能

LINE広告は、ターゲットに多様なアプローチができる配信面の多さが特徴です。さらに細かくターゲティングを設定できるため、効果的な配信が期待できます。

なお、弊社ではLINE広告をはじめとしたWeb広告運用のサポートサービスを展開しております。LINE広告効果を高めて自社のファンを増やしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【関連記事】【LINE】CPDスタンプとは?通常スタンプとの違いや活用事例を解説
【関連記事】【成功事例付き】LINEマーケティングの施策5選!役立つツールも解説
【関連記事】【追客に効果あり】LINEのステップ配信とは?設定方法やコツも解説

book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

さぁ、ご一緒に
はじめましょう。

具体的なご依頼だけでなく、売り方や集客に関することなど現状の課題についても気軽にご相談ください。