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VOD(ビデオ・オン・デマンド)広告とは?種類別の料金や今後の展望も

2024.10.01

VOD(ビデオ・オン・デマンド)広告とは?種類別の料金や今後の展望も

スマートフォンやタブレット端末を使い、手軽に映画やドラマを楽しめるようになった今、VOD広告を導入している企業が増えています。
しかし、VODについてまだ詳しく知らない方や、広告の種類が多すぎて選ぶのが難しいという方もいるでしょう。

この記事では、VOD広告について、特徴や種類別の料金・概要を踏まえながら解説します。
今後の展望やVOD広告と似ている出稿媒体についてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

VOD広告とは

VOD広告で押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

  1. そもそもVODとは
  2. 特徴
  3. 今後の展望

それぞれ詳しく見ていきましょう。

また、Web広告を出稿する流れや作り方に関して知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】Web広告出稿に必要な準備や流れとは?素材の基本的な作り方も解説

そもそもVODとは

そもそもVODとはビデオ・オン・デマンドと呼ばれる、インターネットを通じて多種多様な動画を視聴できるサービスです。
ビジネスモデルの種類や概要などは、下表の通りです。

正式名称

種類

概要

SVOD

サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド

定額型

  • 定額料金を支払うと視聴できる
  • 一定の期間中、本数制限なく視聴できる

AVOD

アドバタイジング・ビデオ・オン・デマンド

広告型

  • 企業からの掲載費によって運営されている
  • 広告を閲覧すると、無料もしくは低価格で視聴できる

PPV

ペイ・パー・ビュー

課金型

  • 作品に対して料金を支払うと視聴できる
  • TVODとESTの2つがあげられる

TVOD

トランザクショナル・ビデオ・オン・デマンド

レンタル型

レンタルした作品を、指定の期間中に視聴できる

EST

エレクトリック・セル・スルー

買い切り型

購入した動画を、回数制限なく視聴できる

ユーザーは、自身の利用状況や視聴したい作品を踏まえてサービスを選択します。
中でもAVODは広告を閲覧するとお得に利用できるため、手軽に始めやすいサービスです。
インターネット上の動画広告で視覚的にアピールしたい場合は、VODへの出稿を検討しましょう。

なお、弊社ではWeb広告の運用効果を高めるノウハウを蓄積しており、手厚いサポートを行っています。
広告効果を改善し集客数の向上を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

特徴

VOD広告は、サービスを利用する際に流れる動画の宣伝です。
サービスによっては、ユーザーの性別や視聴履歴にもとづいて配信しており、精度の高いターゲティングができます。
広告に対するユーザーの反応も確認できるため、データ分析にも効果的です。

視聴者のターゲットを絞って広告を展開したい場合には、ぜひVODへ出稿も検討してください。

今後の展望

VODサービスの国内市場は成長を続けており、今後も規模は拡大すると見込まれています。
2023年の国内市場は推計5,740億円で、2019年の2,925億円と比較すると約2倍です。

また、Netflixでは2022年11月に広告つきプランの提供が始まり、世界全体での利用者が4,000万人まで増加したと発表しています。
安価で利用できる広告つきのサービスに対しては好意的な反応が多く、新たな選択肢の1つです。

市場の活性化が続いているVODサービスで、効果的な広告運用を実現しましょう。

参考:

VOD広告で代表的な4つの種類

代表的なVOD広告は、以下の4つです。

  1. TVer広告
  2. Abema TV広告
  3. Netflix広告
  4. Prime Video広告

それぞれ詳しく見ていきましょう。

種類①:TVer広告

最低出稿金額

50万円以上

CPM(※1)

  • 6秒~10秒の広告:2,760円
  • 11秒~22秒の広告:3,680円
  • 23秒~37秒の広告:5,520円

セグメント(※2)

  • 性別
  • 年齢
  • 住所
  • コンテンツのジャンル
  • ユーザーの興味・関心
  • DMPデータ(※3)

利用者の利用料金

無料

※1 広告を1,000回表示するのにかかる金額
※2 ターゲットのグループ分け
※3 お問い合わせのデータやユーザーの行動履歴など、インターネット上に蓄積されたさまざまな情報

TVerは、民放テレビ局の番組を無料で配信しているサービスです。
TVCMと同じタイミングで動画広告が表示されるようになっており、最後まで再生される確率が95%以上と高い数字を誇ります。

ただし、配信途中でのセグメント・期間の変更や広告費の払い戻しができない点には注意しましょう。

種類②:Abema TV広告

最低出稿金額

なし(プランによる)

CPM

  • 15秒:2,500円
  • 30秒:5,000円

セグメント

  • 性別
  • 年齢
  • エリア
  • 番組のカテゴリや番組指定

利用者の利用料金

無料(有料プランのABEMAプレミアムは月額960円)

Abema TVは無料で利用できるインターネット上のテレビで、ニュースやアニメなど多彩な番組が放送されています。
有料のプランも用意されており、動画ダウンロードや追っかけ再生機能が利用可能です。

ユーザーは18歳〜34歳までが特に多く、若年層へのアプローチに長けているのが特徴として挙げられます。
広告枠は番組ごとに設定しており、ユーザーのストレス減少および高い視聴率を実現可能です。

若年層への広告展開には、Abema TVの利用を検討しましょう。

種類③:Netflix広告

最低出稿金額

430万円

CPM

  • 15秒:6,620円
  • 30秒:8,280円

セグメント

  • コンテンツのジャンル
  • 時間帯
  • 視聴者の属性
  • 人気Top10の配信
  • センシティブコンテンツのブロック

利用者の利用料金

  • 広告つきスタンダードプラン:月額790円
  • スタンダードプラン:月額1,490円
  • プレミアムプラン:月額1,980円

Netflixは定額型および広告型のサービスで、国内外の映画やドラマなどを配信しています。
もともと最安値だったプランが終了したため、広告つきに移行しているユーザーも多く、以前に増して効果的なアプローチが可能です。
現在は広告検証ツールの機能向上に努めており、今後さらなる宣伝効果の拡大も期待できます。

世界的にユーザーの多いNetflixで、高いプロモーション効果を実現しましょう。

種類④:Prime Video広告

現在、日本でPrime Video広告は導入されていませんが、2025年以降に始まる可能性があります。
日本での開始時期については明言されていないものの、すでにアメリカやイギリスでは導入済みです。

Prime Videoは月額600円で利用でき、Amazonで購入した商品のお急ぎ便やお届け日時指定便など、さまざまな特典がつきます。
Prime Video広告が導入された際には多くの利用が見込まれるため、ぜひ出稿を検討してください。

VOD広告と似た出稿媒体

VOD広告と似た出稿媒体は、以下の3つです。

  1. YouTube広告
  2. SmartNews広告
  3. FireTV広告

それぞれ詳しく見ていきましょう。

類似媒体①:YouTube広告

YouTube広告では、無料の動画制作ツールが用意されているため、経験がなくても手軽に利用できるのがポイントです。
豊富なテンプレートは、成果の高い広告を分析して作られており、効果的なプロモーションを実現できます。
まず手軽に動画広告を導入したい場合は、YouTubeへの出稿から始めましょう。

なお、弊社ではYouTube運用に関してのコンサルティングを実施しています。
YouTubeの運用で認知向上を図りたい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

また、YouTubeを有効活用したい方は、ショート動画のメリットにも言及している下記の記事もチェックしましょう。

【関連記事】短尺動画はマーケティングでも活用できる!各媒体のメリットや注意点を解説

類似媒体②:SmartNews広告

SmartNewsはニュースを配信するアプリで、静止画および動画の広告を出稿できます。
ユーザーは20代〜50代が多く、ビジネスマンに向けた広告配信が強みです。
発信するニュースの信頼性が高いため、広告も同様に役立つ情報として届けられます。

働く世代をターゲットにしたプロモーションでは、SmartNews広告を活用しましょう。

類似媒体③:FireTV広告

FireTVStickはAmazonが販売しているデバイスで、テレビやモニターに挿すとさまざまな動画コンテンツを視聴できます。
TVerやNetflixなどのサービスも利用できるため、より多くのユーザーに広告でアピール可能です。

AmazonのPrime Videoに出稿できる広告主は限られているため、代わりの手段として有効となっています。
複数のサービス利用者に効率よく広告を表示させたい場合は、FireTVへの出稿を検討しましょう。

まとめ:VOD広告の市場は今後も拡大する可能性大

VOD広告の市場は成長を続けており、今後も拡大する可能性があります。
中でも広告のついたプランが勢いを増しているため、VODへの出稿は効果的です。

なお、弊社ではVODをはじめとする、Web広告運用を幅広くサポートしています。
広告運用の効果を最大化させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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