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Facebook広告を効果的に活用するためには、ターゲティング設定が重要です。
適切にターゲティングすることで広告の効果を最大限引き出し、費用対効果を高められます。
しかし、「何から設定すれば良いか分からない」「本当に効果が上がるのか」など不安がある方も多いでしょう。
この記事ではFacebook広告におけるターゲティングの種類を、一覧表とともに解説します。
設定手順やターゲティングの効果を上げるコツのほか、成功事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Facebook広告で利用できるターゲティングの種類は、以下の3つです。
なお、ターゲット設定ではAND条件とOR条件を利用したり、除外機能を活用したりすることで、さまざまなパターンでのリーチも可能です。
AND条件 |
すべての指定条件に一致するユーザーのみを対象とする |
OR条件 |
指定したいずれかの条件に該当する全ユーザーを対象とする |
また、より幅広いユーザーにアプローチしたい場合は、Instagram広告との連携もおすすめです。
具体的な連携方法や役立つシーンについて知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】Facebook広告とInstagram広告の連携方法!有効なシーンも
コアオーディエンスは、ユーザーの基本情報や興味・関心などに基づいてターゲットを絞り込む方法です。
ここでは、コアオーディエンスで設定できる項目として、以下の3つを解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
基本情報の設定項目は、下表の通りです。
設定項目 |
概要 |
設定内容の例 |
地域 |
広告を表示する地域。国、都道府県、市区町村レベルで細かく設定可能 |
日本、東京都、渋谷区 |
年齢 |
広告を表示するユーザーの年齢範囲 |
18歳~34歳、55歳以上 |
性別 |
広告を表示するユーザーの性別 |
男性、女性、すべて |
言語 |
広告を表示するユーザーの言語 |
日本語、英語 |
これらの項目は、ユーザーの属性に基づいてターゲティングを行うための基本情報です。
効果的な広告配信のためにも、最低限設定しましょう。
詳細ターゲティングの設定項目は、下表の通りです。
設定項目 |
概要 |
設定内容の例 |
興味関心 |
ユーザーが興味を持っていることや関心のあること |
ファッションブランドのページ、音楽フェス、旅行、料理、健康、テクノロジーなど |
利用者層 |
ユーザーの人口統計学的属性(年齢や職業など)や行動パターン |
20代女性、大卒以上、高収入層など |
行動 |
ユーザーの行動履歴 |
特定のアプリをインストールしたユーザー、オンラインショッピングをよくするユーザーなど |
コアオーディエンスとの組み合わせにより、よりピンポイントなターゲティングが可能です。
Facebook広告のターゲティング設定には、ユーザーとの「つながり」を活用する方法があります。
例えば、選択したターゲット設定を満たすユーザーの中から、あなたのページに「いいね!」した人やイベントに回答した人を絞り込めます。
逆に、上記に該当するユーザーを除外することも可能です。
これにより、既存の関心を持つオーディエンスに対して効果的な広告配信ができるようになります。
カスタムオーディエンスとは、特定のリストやデータをもとにユーザーを絞り込む方法です。
例えば、以下のようなユーザーをターゲットとして設定できます。
CRMシステムを使用している場合、Meta Business Suiteと連携させることで、リード獲得広告キャンペーンから直接リードを取得できます。
CRMシステムとリンクすると、新しいリードを確認するために毎回新しいCSVファイルをダウンロードする手間が省け、すべての新規リードを1か所で管理可能です。
また、自社ホームページの訪問者に対してリターゲティングする手順は以下の通りです。
1.オーディエンス設定 |
Facebookビジネスホームから「オーディエンス」を選択し、カスタムオーディエンスを作成 |
2.ソース選択 |
「自分のソースを使用」から「ウェブサイト」を選び、訪問ユーザーや特定ページアクセスユーザーをターゲットに設定 |
3.オーディエンス作成完了 |
設定後、「オーディエンス作成」をクリックし、完了をタップして通常の広告出稿を実施 |
これにより、すでに関心を示しているユーザーや既存の顧客に対して、再度広告を表示するリターゲティングが可能です。
カスタムオーディエンスを活用することで、成約率のアップが大いに期待できるでしょう。
類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスと似た特徴を持つ新規ユーザーをターゲットにする方法です。
この手法を用いることで、新規顧客を効率的に開拓できます。
1%から10%の範囲で指定でき、1%が最も類似度が高い数値です。
例えば、すでに商品を購入したユーザーの類似オーディエンスを作成し、同じような購買意欲を持つ新しいユーザーにアプローチすることも可能です。
また、購入には至らなかったものの、カートに商品を追加したユーザーの類似オーディエンスをターゲットにすることで、購買意欲の高い新規ユーザーにも効率的に広告を配信できます。
Facebook広告のターゲティングを設定する手順について、以下の2ステップに分けて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、弊社ではFacebook広告をはじめ、多様なWeb広告の出稿・運用を支援しております。
Web広告を通じて売上を向上させたい方は、お気軽にご相談ください。
オーディエンスの作成手順は、以下の通りです。
以後は、オーディエンスによって設定手順が変わります。
【カスタムオーディエンスの作成方法】
※複数の条件を設定する場合、「いずれか」「すべて」の選択肢から選ぶ
【類似オーディエンスの作成方法】
これらのステップを通じて、ターゲットとなるオーディエンスを効果的に作成し、広告配信の成功率を高められます。
作成したカスタムオーディエンスや類似オーディエンスは、自動的に表示中の広告セットに適用されます。
場合によっては、複数のオーディエンスを設定することも可能です。
特定の条件に一致するユーザーを除外する設定も、適宜利用することをおすすめします。
例えば、「除外」をクリックして、特定のオーディエンスを配信対象から外すことで、広告のターゲティングをさらに効率化し、無駄な広告費用を削減できます。
さらに、ターゲティング設定の保存機能も積極的に活用しましょう。
「オーディエンス」セクションの下部に、保存ボタンがあります。
保存したオーディエンスは、「保存済みのオーディエンスを使用▼」をクリックして他の広告セットにも簡単に適用できます。
保存したオーディエンスは、ビジネスマネージャからの編集も可能です。
広告キャンペーンごとで柔軟にターゲティングを調整して、Facebook広告の効果を改善しましょう。
Facebook広告でターゲティングする際に押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
認知度を上げる場合は広範囲にリーチできるコアオーディエンス、リピート率向上にはカスタムオーディエンスがおすすめです。
ホームページやアプリの集客には、類似オーディエンスが役立ちます。
また、広告配信の初期段階ではターゲティングを広めに設定し、広告パフォーマンスの経過を観察しましょう。
異なる属性や関心層をターゲットとした複数の広告セットを作成すると、どのターゲティングが最も効果的かを比較検討できます。
ただし、複数のオーディエンスを設定する際は、ターゲットが重ならないように注意してください。
重複するターゲティングは広告同士で競合し、パフォーマンスが低下する原因となるためです。
なお、Facebook広告を自社のみで完結することが難しい場合は、代理店経由で配信することもおすすめです。
Facebook広告の出稿を代理店へ依頼する流れなどについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【関連記事】Facebook広告を代理店経由で配信する方法!流れや準備内容も解説
Facebook広告のターゲティング設定を有効活用した成功事例として、以下の2つを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
こちらは、三重県の夏フェスイベントを主催した会社の成功事例です。
業種 |
イベント主催会社 |
目的 |
LPへの誘導数を最大化する |
予算 |
100万円 |
ターゲティングの内容 |
場所:関西・東海エリア |
上記の事例では、フェス好きなユーザーに広告を効果的に届けられ、前年と比較して115%の動員数増加を達成しました。
特定の地域や興味関心を持つユーザーに焦点を当てることで、広告のリーチを最大化し、高い成果を得られたといえます。
このように、広告予算を効率的に活用し、目的に応じてターゲティング設定することが重要です。
こちらは、愛知県にある資産運用会社の事例です。
業種 |
資産運用会社 |
目的 |
セミナー参加者を増やす |
予算 |
30万円 |
ターゲティングの内容 |
自社ホームページを訪問したことのあるユーザーに向けてリマーケティング |
このリマーケティング戦略により、すでに自社に関心を持っているユーザーに対して再度アプローチできました。
その結果、セミナー参加から個別相談への転換率が大幅にアップし、広告費用対効果も向上しました。
自社ホームページを訪問したユーザーをターゲットにすることで、広告の関連性が高まり、成約率も向上します。
限られた予算でもターゲティングを適切に設定することで、より高い成果を得られるでしょう。
Facebook広告のターゲティング設定は、広告運用の成功において重要です。
適切にターゲティングして、Facebook広告の成果を最大化し、費用対効果も高めていきましょう。
なお、弊社ではFacebook広告をはじめ、多様なWeb広告の出稿・運用を支援しております。
Web広告を通じて売上を向上させたい方は、お気軽にご相談ください。
【関連記事】Web広告出稿に必要な準備や流れとは?素材の基本的な作り方も解説
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