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【主要5媒体】動画広告のフォーマット別入稿規定!運用の成功事例も解説

2024.11.07

【主要5媒体】動画広告のフォーマット別入稿規定!運用の成功事例も解説

GoogleやYahoo!などの主要な媒体では、動画広告が数多く利用されています。
しかし、実際に自社で取り入れるとなると種類やフォーマットが複雑で、二の足を踏んでしまうという方もいるでしょう。

この記事では、GoogleやYahoo!をはじめとする、主要5媒体における動画広告のフォーマット別入稿規定を解説します。
動画広告フォーマットの分類や運用に成功した事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

動画広告フォーマットの分類

広告媒体によってさまざまなフォーマットがありますが、分類としては以下の2つが挙げられます。

  1. インストリーム広告
  2. アウトストリーム広告

それぞれ詳しく見ていきましょう。

なお、弊社では費用対効果を最適化するための、ウェブ広告運用コンサルを実施しています。
正確な分析により広告効果を向上させたい方は、弊社までご相談ください。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画コンテンツの再生前後や途中で流れるタイプです。
動画の視聴には広告を再生する必要があるため、ユーザーからの認知拡大に効果を発揮します。

例えば、YouTubeであれば5秒後にスキップできるものや、最後まで視聴しなければならない形式があり、目的や料金に応じて選択可能です。
多くのユーザーに広告を視聴してもらえるよう、動画の冒頭部分には注力して制作しましょう。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、ホームページやSNSで配信されるタイプです。
あらかじめホームページ上に設定されている広告枠や、コンテンツの上下などに表示されます。
配信先が多いため、より多くのユーザーにリーチできる点がメリットです。

また、インストリーム・アウトストリームの両方で利用される、オーバレイ広告も存在します。
YouTubeのインストリーム広告であれば、動画の下部に半透明で表示させる形式です。
アウトストリーム広告であれば、ページの切り替え時にポップアップとして配信されるなど、画面を覆うように表示されます。

広告を表示させたい場所に応じて、最適な種類を選択しましょう。

【主要5媒体】動画広告のフォーマット別入稿規定

以下に挙げる主要5媒体について、動画広告のフォーマット別入稿規定を紹介します。

  1. Google
  2. Yahoo!
  3. Facebook
  4. X(旧Twitter)
  5. LINE

全フォーマットに対応した、標準的な動画の長さやアスペクト比は下表の通りです。

動画の長さ

15秒

アスペクト比

16:9

それぞれ詳しく見ていきましょう。

広告媒体①:Google

特徴

長さ

アスペクト比

スキップ可能なインストリーム広告

再生から5秒後にスキップが可能

長さの上限なし(3分未満が推奨)

16:9〜9:16

スキップ不可なインストリーム広告

広告のスキップが不可

6秒〜15秒

16:9〜9:16

インフィード動画広告

  • YouTubeの検索結果などに表示
  • サムネイルをクリックすると広告が再生

長さの上限なし

16:9または4:3が推奨

バンパー広告

6秒以内で再生され、広告のスキップが不可

6秒以下

16:9〜9:16

アウトストリーム広告

モバイル専用広告で、Googleが連携しているホームページに表示

長さの上限なし

16:9〜9:16

マストヘッド広告

  • マストヘッド広告は、Googleの営業担当者を通じての予約ベースでのみ利用可能
  • 詳細はGoogle広告ヘルプにてチェック

広告の種類が豊富で、さまざまなタイプの動画に対応しています。
GoogleだけでなくYouTubeも含まれているため、注意してください。

広告媒体②:Yahoo!

長さ

アスペクト比

バナー(運用型)

最小5秒~最大60秒

  • 16:9
  • 1:1

バナー(予約型)

最小5秒~最大60秒

  • 16:9
  • 1:1
  • 1:2
  • 4:1

レスポンシブ

最小5秒~最大60秒

  • 16:9
  • 9:16
  • 1:1

スマートフォン版のYahoo! JAPANトップページをはじめ、関連するサービスに広告を配信できます。
広範囲のユーザーに対して訴求したい場合は、Yahoo!への出稿も検討しましょう。

広告媒体③:Facebook

長さ

アスペクト比

Facebookフィード

240分以内

16:9〜9:16

Facebook Marketplace

240分以内

16:9〜9:16

Facebookインストリーム

5秒~10分

16:9〜9:16

Facebookストーリーズ

1秒~120秒

1.91:1~9:16

Facebook検索結果

240分以内

1:1

Facebookでは、他の広告媒体と比較しても、長時間の動画を出稿できます。
Instagramでの動画広告配信も可能なため、あわせてチェックしましょう。

広告媒体④:X(旧Twitter)

長さ

アスペクト比

独立した動画広告

  • 15秒以内が推奨
  • 最長2分20秒に対応
  • 16:9
  • 1:1

ウェブサイトボタン付きの動画広告

  • 15秒以内が推奨
  • 最長2分20秒に対応
  • 16:9
  • 1:1

アプリボタン付きの動画広告

  • 15秒以内が推奨
  • 最長2分20秒に対応
  • 16:9
  • 1:1

カンバセーションボタン付きの動画広告

  • 15秒以内が推奨
  • 最長2分20秒に対応

16:9

投票付きの動画広告

  • 15秒以内が推奨
  • 最長2分20秒に対応
  • 16:9
  • 1:1

(モバイル端末のタイムラインでは、1:1は16:9にトリミング)

Xでは、他の広告媒体にはない独自の機能が特徴です。
動画広告に加えて投票などの機能を利用したい場合は、Xでの出稿を検討しましょう。

広告媒体⑤:LINE

長さ

アスペクト比

Card

最低5秒〜最大600秒

16:9

Spuare

最低5秒〜最大600秒

1:1

Vertical(バーティカル)

最低5秒〜最大600秒

9:16

LINEのユーザー数は、2024年3月末時点で9,700万人にのぼっています。
幅広いユーザー層へアプローチしたい場合は、LINEへ動画広告を出稿しましょう。

なお、弊社はLINE公認の認定パートナーとして、LINE運用サポートの体制を構築しています。
LINE運用を成功させたい方は、「LINE公式アカウント運用 虎の巻」をぜひご覧ください。

また、LINE広告における入稿規定についての詳細を知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしましょう。

【関連記事】LINE広告の入稿規定一覧!メディア別・フォーマット別・目的別に解説

【フォーマット別】動画広告の成功事例

動画広告の成功事例として、フォーマット別に以下の2つを紹介します。

  1. YouTube広告からの成約率が上昇したケース
  2. Facebook広告(Meta広告)からLPへの誘導率が改善したケース

それぞれ詳しく見ていきましょう。

成功事例①:YouTube広告からの成約率が上昇したケース

業種

住宅会社

予算

80万円

課題

認知獲得やブランディング

戦略としてYouTube広告を視聴完了したユーザーに、リマーケティング広告を配信しました。
結果、確実に興味のあるユーザーに訴求したことで、CVR(※)が通常の0.3%から2倍にあたる0.6%台にまで上昇しています。
※アクセスしたユーザーのうち、どのくらい購入や契約などの成果につながったのかを表す指標

動画広告は配信するだけでなく、視聴データを有効的に活用しましょう。

成功事例②:Facebook広告(Meta広告)からLPへの誘導率が改善したケース

業種

テーマパーク

予算

60万円

課題

ストーリーズ広告はユーザーの視聴時間が短く、なかなかLPに飛んでもらえない

ストーリーズ広告と静止画バナーでLPへの誘導回数をKPI(※)にするのではなく、動画に伝えたい情報を盛り込む戦略に変更しました。
※目標到達成までの、各プロセスにおける達成度や評価を表す指標

結果として、ストーリーズ広告からのLP誘導率は20%上昇しています。
他にも、テーマパークでキャラクター動画における、再生数の初期ブースト(広告視聴単価3〜4円)で成功した事例もあります。

利用する広告によって最適な内容は異なるため、それぞれに対応した形で制作しましょう。

まとめ:動画広告のフォーマットは多種多様

媒体によって動画広告のフォーマットは多種多様なため、出稿の際は注意が必要です。
スマートフォンでの表示に適応した動画を制作するなど状況に応じて対応し、効果的な広告運用を目指しましょう。

なお、弊社ではウェブ広告運用を制作から運用まで、一貫してサポートしています。
PDCAを回しながら運用効果の最大化を実現したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【関連記事】Facebook広告を代理店経由で配信する方法!流れや準備内容も解説
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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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