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【後編】LINE完全運用シートとは?開封率やタップ数を改善するコツも

2024.12.10

【後編】LINE完全運用シートとは?開封率やタップ数を改善するコツも

LINE公式アカウントを計画的に運用するためには、事前のスケジュール管理が必須です。
また、開封率やタップ数を上げるためには、クリエイティブ面の改善も大切になってきます。
上記のようなスケジューリングやクリエイティブ面の課題がある場合は、弊社のノウハウを凝縮させたLINE完全運用シートの活用がおすすめです。

この記事では前編に引き続き、弊社の代表取締役澤田とコミュニケーション戦略事業部チームリーダー中村の対談をお伝えします。
後編ではLINE完全運用シートのうち、「配信計画シート」と「クリエイティブ改善シート」の2つをピックアップします。
開封率やタップ数を改善するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、前編の内容を振り返りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしましょう。

【関連記事】【前編】LINE完全運用シートとは?予実管理や友だち集めの秘訣を解説

弊社ベイスはLINE運用の専門家です!
・LINE社認定セールスパートナー
・LINE専用マーケティングツール スマケ!の開発・運営
・LINE広告認定代理店
・500社以上のLINE運用のサポート実績
・LINECPDスタンプ・ポイントを取り扱い企業
・LINEGreen Badge取得者在籍多数


LINE完全運用シートとは~配信計画シート編~

LINE完全運用シートの3つ目にある配信計画シートの使い方について、以下の2つを解説します。

  1. 1年分の仮スケジュールをチームで共有
  2. メインとなるお客様層で重要な月ごとのイベントも記載可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。


1年分の仮スケジュールをチームで共有

アカウントの運用開始初期の段階で、仮置きでも良いので1年分のスケジュールを組んでおくことが大切です。
いわゆる通過儀礼的な季節のイベントを押さえつつ、自社の販促スケジュールと照らし合わせながら、いつ何を配信するかを決めておきましょう。

LINE公式アカウントの運用がうまくいかない企業さんは、このスケジュールが決められていないケースが多いですね。
キャンペーンやクリエイティブをイベント直前に急きょ作るようでは、到底成功しません。

逆に1年間の仮スケジュールを組んでおけば、クリエイティブを先に作ることも可能ですし、飛び入りのキャンペーンが入っても余裕を持って対応できます。
だからこそ、配信計画シートで大体「いつ、何を配信するか」をチームで共有しておきたいですね。

そうですね。
他のお店の配信を見て準備し始めても、スタートダッシュが遅れてしまう分、お客様が他社に流れてしまいかねません。

しかし、配信計画シートを使ってあらかじめ「どの月に重きを置いて集客していきたいか」を定めておけば、早めの準備がしやすくなりますね。
例えば、新規のお客様を8月に増やしていきたい場合は、「6月の後半から友だち追加広告で見込み顧客を増やして8月までに何度か訴求したい、そのためには5月くらいから準備が必要だな」と見通しが立てやすくなりますね。


メインとなるお客様層で重要な月ごとのイベントも記載可能

配信計画シートには、メインとなるお客様層にとって重要なイベントも月ごとに記載できます。
例えば、一口に夏休みと言っても、小学生のお子さんがいる家庭であれば7月や8月、大学生は8月や9月など、メインとなるお客様層によって重要な月は若干変わります。

世間一般的なイベントを軸に、キャンペーンや配信内容を検討するのもアリですね。

そうですね。
日本人は結構、季節のイベントが好きですからね。

配信計画シートを全部埋めたあとは、「プッシュ配信しようとしてるネタが、本当に誰かの役に立つのか」「誰かの得になっているのか」を確認しましょう。
企業よがりの配信ではなく、ユーザー視点の配信ができているか、今一度チェックしてみてください。

LINE完全運用シートとは~クリエイティブ改善シート編~

LINE完全運用シートにある最後のシートが、配信の分析をしながら振り返る「クリエイティブ改善シート」です。

LINE公式アカウントの配信では、以下のようなイベントが発生するので、それぞれ分析しながらクリエイティブ改善のPDCAを回していくことが大切です。

  • メッセージの開封
  • リッチメニューのタップ
  • ブロック数 など

上記を分析し続けることで、「今回いまいちな効果だった」というプッシュ配信があったときに原因を特定しやすくなります。
例えば、キャンペーンの内容は良かったものの、デザインがターゲット層に合わなかったとなったら、「次月の配信でクリエイティブを変える」という改善策が取れます。
データを徐々にためて、友だちが望む情報・クリエイティブで配信していけるようにするのが、本シートの目的です。

そうですね。
1つの配信だけを見ていても、運用効果や課題はなかなか分かりにくいものです。
複数の配信を数か月見続けていくことで、「月曜日の開封率は少し低い」「この内容の配信は、毎回開封率が高い」など比較ができるようになります。
結果として、より興味を持っていただける・喜ばれる配信ができるといいかなと思います。

メッセージ配信の開封率を高めるポイント

LINE公式アカウントのメッセージ配信において、開封率を高めるポイントは以下の4つです。

  1. ペルソナに合わせて配信のタイミングを見極める
  2. 吹き出しの冒頭部分で興味を引きつける
  3. 最後の吹き出しは長くしすぎない
  4. 友だちの期待を裏切らない

なお、友だち集めの秘訣について知りたい方は、こちらの対談記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】LINE友だち追加の秘策は?企業にとっての重要性やブロック率の目安を解説


ポイント①:ペルソナに合わせて配信のタイミングを見極める

配布率を高めるためのポイントは結構あるのですが、まずは配信のタイミングですね。
友だちがLINEを見ない時間帯や他社の配信が多いときは、配信してもあまり開封されません。

そうですね。
あと、配信対象にも結構左右されます。
家族向けの配信を年齢層高めの方にしても、あまり心に響かず開封率が下がります。

「ペルソナに合わせた日時と内容で配信しましょう」ということですね。


ポイント②:吹き出しの冒頭部分で興味を引きつける

メッセージ配信のタイトルや冒頭部分も、開封率に影響する要素の1つです。
トーク一覧の画面には、配信内容のうち最初の1〜2文が表示される場所があります。
そこで見た内容によって「ちょっと気になるな」「私のことだな」と思っていただけると、より開封されやすくなります。

表示されるのは、LINEの管理画面で言うところのタイトルでしょうか。

LINEの管理画面で言うと、一番最後に設定する吹き出し(※)のタイトルにあたります。
※1つの配信で設定できる吹き出しは3つまで

一番最後の吹き出しが以下のようなテキスト以外であれば、タイトルが反映されます。

  • リッチメッセージ
  • カードタイプメッセージ
  • リッチビデオメッセージ など

テキストであれば、そのテキストの冒頭部分です。

いずれにしても、3つ目に設定する吹き出しの序盤がトークリストに少し表示されるので、そこが魅力的であれば開封率が上がるということですね。


ポイント③:最後の吹き出しは長くしすぎない

3つの吹き出しがあった場合、どこまで表示されたら「開封した」ということになりますか。

吹き出しのうち、どれか1つが100%表示されると開封1とカウントされます。
ちなみに、開封して最初に表示されるのは一番下(3つ目)にある吹き出しの冒頭部分です。

つまり、スクロールダウンしないと、開封1にならないということですね。
3つ目の吹き出しが巻物みたいに長いテキストだと、100%表示される前に離脱して開封率が下がる可能性もありますね。

特に、リッチメニューを設定しているアカウントさんは要注意です。
リッチメニューでメッセージ配信の吹き出しが隠れてしまいがちなので、長いテキストや画像を送ると開封率が低くなる傾向があります。

一番最後の吹き出しはタイトルを魅力的にしつつ、バナーなどで簡潔に伝えることがベストといえます。


ポイント④:友だちの期待を裏切らない

どれほど良いタイトルだったとしても、配信の内容が告知ばかりではうまくいきません。
アカウントに対する期待度が下がって、結果的に開封率も低くなります。

いわゆる、チラシばかり送りつけてくるスーパーとかですね。
「どうせ次もそうだろう」となれば、LINEの友だちとして追加している意味を感じにくくなりますからね。

LINE公式アカウントの配信後にタップ数を増やすコツ

LINE公式アカウントの配信後にタップ数を増やすコツは、以下の3つです。

  1. ボタンを「タップできる」と思わせるデザインにする
  2. 添える文言で遷移先を感じさせる
  3. 抽選機会を提供する

それぞれ詳しく見ていきましょう。


コツ①:ボタンを「タップできる」と思わせるデザインにする

Webページのリンクやクーポンのタップ率を上げるノウハウには、どのようなものがありますか。

そもそも、「タップができる」と思われにくいバナーはタップ率が低い傾向にあります。
以下のように、よりボタンらしさを感じるデザインにすることが大切ですね。

  • 影をつける
  • 浮き出たようなデザインにする
  • 指のイラストを付ける など


コツ②:添える文言で遷移先を感じさせる

ボタンのデザインだけではなく、添える文言も重要です。

「詳しくはこちら」「この秘密を知りたい方はこちら」など、遷移先を感じさせる言葉ですね。
LP(※)に移動してもらって内容を読み込んでいただきたいときは、「通常5000円のところを、なんと…」というように少し隠すのも効果的です。
※狭義の意味でのランディングページ:購入やお問い合わせを促すページ

そうですね。
ちょっと隠すことで、「次の内容が見たい!」という気持ちも引き出しやすくなります。


コツ③:抽選機会を提供する

抽選系の配信も、タップされやすい傾向にありますね。

行く・行かない関係なく、気軽に挑戦できますし、何より楽しいですからね。

そうですね。
抽選に当たったときも「せっかくだから、行ってみようかな」と、思っていただきやすくなります。

特に、99%当選確率のクーポンは効果的ですよね。
普通にクーポンを送るよりも、抽選に参加するモチベーションが高まりますし、ドキドキわくわく感も提供できます。

まとめ:完全運用シートの活用で効率と成功率を上げよう

LINE完全運用シートは素人運用から脱却し、プロ並の効率・効果に近づける唯一の鍵です。
LINE公式アカウントを通じて売上拡大を図りたいものの、何から手を付ければ良いか分からないという方は「LINE完全運用シート」をダウンロードしてみてください。

また、弊社ではLINE公式アカウントの開設だけではなく、シートに沿った運用のサポートや実務の代行サービスも展開しております。
シートの使い方について相談したい方や運用をまるごと任せたい方は、LINE運用サポートページよりお気軽にご相談ください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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