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KPI(重要業績評価指標)はWebサイト運用の成果を最大化するうえで、成功のカギとなる重要な役割を果たします。
しかし、言葉は聞いたことがあっても、「どのような意味なのか」「WebサイトでのKPI設定項目は何があるのか」など疑問がある方も多いでしょう。
この記事では、KPIの意味やWebサイトでの代表的な設定項目を解説します。
Webサイトの種類別KPIや設定手順もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
KPI(※)とは、組織や事業の最終目標に向けた進捗を測定する重要な指標です。
※Key Performance Indicator:重要業績評価指標
Webサイト運用において、KPIは戦略の有効性を評価するうえで不可欠な要素となります。
まずは基礎知識として、以下の2点を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
KPIは、Webサイトの目標達成に必要な施策の評価指標を意味します。
効果的なWebサイト運用には、明確な目標設定と継続的な改善が不可欠となり、KPIはこのプロセスにおいて中心的な役割を果たします。
KPIを設定し活用するには、下表のようなKGI(※1)とKSF(※2)の関連性を理解することが大切です。
※1 Key Goal Indicator:重要目標達成指標
※2 Key Success Factor:重要成功要因
KGI |
KSF |
KPI |
||||
設定順序 |
1番目 |
2番目 |
3番目 |
|||
役割 |
全体の方向性を示す |
成功に必要な重要要素を特定する |
施策を評価・改善する |
|||
意味 |
最終的に達成すべきビジネスゴール |
KGI達成に向けた施策の具体的な事柄や条件 |
KSF達成に向けた施策の評価指標 |
KPIを設定し活用する際には段階的なアプローチを踏むことで、Webサイト運用の継続的な改善サイクル確立につなげられるでしょう。
KSFの目的や具体例を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】【具体例付き】3C分析とは?目的・やり方をわかりやすく解説
住宅業界を例をにすると、KGIなどは下表のように設定できます。
KGI |
来場予約数 |
KSF |
ウェブ運用、ウェブ広告、SEO運用など |
KPI |
セッション数、SEO流入数、インプレッション数など |
KSF・KPIは設定して終わりではなく、必ずPDCAを回しましょう。
KPIは目標達成の道筋を可視化するツールであり、Webサイト運用においても以下の理由で重要な役割を担います。
KPIの重要性は、以下に示したWebサイト運用の基本プロセスと密接に関連しています。
KPI設定により指標が明確化し、プロセスが効率的に進むだけでなく、チームの共通認識にも役立ちます。
適切に活用すれば、Webサイト運用の効率と効果を大幅に向上させられるでしょう。
なお、弊社はWebサイトやSNSをはじめとする幅広いマーケティング支援を提供しています。
Webサイト運用を通じて売上を拡大させたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。
Webサイトの効果を測定し改善につなげるためには、適切なKPIの設定が必要です。
Webサイトにおける代表的なKPIは、下表の通りです。
KPIの例 |
意味 |
自然検索流入量 |
広告枠を除き自然に検索して流入した訪問者数 |
表示回数(ページビュー) |
Webサイトのページが表示された回数 |
クリック率(CTR) |
広告やコンテンツの表示回数に対しクリックされた回数の割合 |
セッション数 |
Webサイトにユーザーがアクセスした回数 |
ユニークユーザー(UU) |
Webサイトに訪れた人数 |
コンバージョン数(CV) |
以下のような、達成したい成果に到達した件数
|
コンバージョン率(CVR) |
購入や契約などの成果に到達した件数の割合 |
直帰率 |
Webサイトを訪れたユーザーが他のページを回遊せずに離脱した割合 |
離脱率 |
ユーザーがWebサイトを閲覧し、その後やめた割合 |
回遊率 |
サイトで閲覧するページの平均 |
顧客単価 |
ユーザーが1回の購入で支払う平均金額 |
リピート率 |
一定期間に初回購入した顧客のうち、2回以上購入した人の割合 |
WebサイトにおけるKPIは、下図のようにツリー状にすると関係性が分かりやすくなります。
▼KPIツリーの例
Webサイト運用では目的に沿ったKPIを複数設定し、定期的な評価や改善が重要です。
各KPIの関連性を理解し、総合的に分析していきましょう。
KPIの設定項目は、Webサイトの種類によって異なります。
ここでは以下3つのケース別に、KPI設定の例を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、Webサイトの種類や使い分けを詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
【関連記事】【日本では同じ?】ホームページとWebサイトの違い|種類や使い分け方も
企業サイトの場合には、認知拡大と見込み客獲得が目的となります。
以下に挙げた項目例のように、適切なKPI設定で、新規ターゲットへのアプローチ効果を正確に評価できます。
複数のKPIを個別に評価し、ユーザーニーズの把握に活用すれば、企業の認知度向上や集客力の増加につながるでしょう。
印象的で効果的な企業サイトを制作したい方は、Webサイト制作ページもぜひご覧ください。
ECサイト(※)では、売上アップを目標とするため達成度評価の可能なKPI設定が不可欠です。
※インターネット上で製品を販売するサイト
ECサイトで重要となるKPI設定の項目例は、以下の通りです。
ECサイトはデータ量が膨大で、行動軸や問題点の明確化には課題があります。
相互に関連したKPI設定によって焦点を絞ったデータ獲得が可能となり、ECサイトのパフォーマンスを総合的に評価しやすくなるでしょう。
採用サイトでは求人応募を増やし、企業と求職者のマッチングを促進する施策が必要となります。
そのためには、以下をはじめとして求職者の関心度合を数値化できるKPI設定が重要です。
複数のKPIを組み合わせて分析すれば、求職者の心理に響く改善が可能となり、採用サイトの効果的な運営と成果につなげられるでしょう。
採用サイト制作のメリットや費用相場を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
【関連記事】採用サイトを制作するメリットとは?費用相場やポイント・弊社の支援実績も
お問い合わせ獲得は企業が目指す大きな目標であり、達成に向けては丁寧なKPIツリーの設計が不可欠です。
Webサイトに効果的なKPIツリーは、以下の5段階で構成されます。
KPIを定期的に評価しPDCAサイクルを回すことで、継続的な改善が可能です。
重要なのは他社との評価ではなく、自社の前年比で成長を図る点です。
自社の進歩に焦点を当てることが、長期的な成功につながります。
しかし、綿密なWebサイト運用には人的リソースと時間が必要なため、時には専門会社への委託なども有効な選択肢といえるでしょう。
なお、弊社ではWeb専門家による企業顧問にも対応しております。
KPI設定や施策の優先度にお悩みの方は、Web顧問ページをぜひ一度ご覧ください。
Webサイト運用に必要なKPIの設定手順は、以下の3段階です。
KPIは、KGIやKSFと紐づけた設定が大切です。
例えば、「商品の認知度向上」や「新規顧客の獲得」という目標に対する施策を決定すれば、評価する視点は自ずと見えてきます。
手順に沿ったKPIの設定が、Webサイトの目標達成に向けた近道となるでしょう。
こちらは、米製造品を取り扱う日本国内唯一の販売代理店の事例です。
Webサイトの種類 |
企業サイト |
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業種 |
製造業 |
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課題 |
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提案 |
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施策 |
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結果 |
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上記の事例では、リスティング広告と合わせたSEOブログの戦略的運用により、能動的に検索する顕在客からのお問い合わせ獲得に成功しました。
▼セッション数の増加グラフ
適切なKPI設定により、下表のような課題と対策が明確になりました。
課題 |
対策 |
潜在客向けCTA(行動喚起)の不足による機会損失 |
|
さらに、今後の展開を見越して、以下のような改善策も打ち出しています。
このようにKPIを適切に設定し分析と改善を繰り返すことで、Webサイトはビジネスの加速にも寄与するでしょう。
KPIの設定は、Webサイト運用の効果を上げるために必須です。
目的に沿ってKPIを組み合わせ活用することが、ビジネスに大きな成果をもたらします。
しかし、適切なKPI設定には専門知識と経験が必要です。
弊社は豊富な支援実績によって獲得したノウハウにより、Webサイトの課題を多数解決してきました。
Webサイトを通じて売上拡大を図りたい方は、運用サポートページからお気軽にご相談ください。
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