SEO対策

工務店がSEO対策を行うべき理由とは?キーワード別の戦略や流れを解説

2023.10.05

工務店がSEO対策を行うべき理由とは?キーワード別の戦略や流れを解説

工務店の集客施策の1つに、SEO対策があります。しかし、「そもそもSEO対策とは、どのような方法か」「何から始めれば良いのか」という悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、SEO対策とは何か、基礎知識を踏まえながら工務店が行うべき理由を解説します。キーワード別の戦略や流れも、あわせて紹介。SEO対策を通じて自社サイトの流入を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

SEO対策とは

SEO対策とは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」を意味しており、検索時の結果画面に自社サイトを上位表示させて流入を増やす施策です。

テクニックはこまごまとしていますが、最も重要なのは検索したユーザーが求めている答えを分かりやすく伝えることです。同時に、Googleなどの検索エンジンから適切な評価を受けられるよう、自社サイトの構造や記事同士の関連性を明確にする必要があります。

SEO対策を行うことは、最終的にコンバージョン(CV)数の向上にもつながります。自社サイトを立ち上げる際は単に箱を作るだけではなく、SEO対策を施して集客ツールとして効果を発揮するようにしていきましょう。

工務店がSEO対策を行うべき3つの理由

工務店がSEO対策を行うべき理由は、主に以下の3つです。

  1. 自社の認知拡大につながるため
  2. Webサイトからの問い合わせが増えるため
  3. 売上拡大につながるため

1つひとつ詳しく見ていきましょう。

理由①:自社の認知拡大につながるため

工務店がSEO対策を行うと、自社の認知拡大につながります。SEO対策によって自社サイトを検索上位に表示できれば、ユーザーの目に触れる機会も増えるためです。

実際、スマートフォンが普及したことで、インターネットから情報収集するユーザーが増えています。そこで自社を目にする機会が多くなれば、自然と名前などを覚えてもらい、商材を比較する際の選択肢として優先的にイメージしてもらえる可能性が高まります。

しかし、すべての工務店がWebサイトを開設し、SEO対策まで行っているわけではありません。競合他社よりも一歩先の施策を実行し、見込み顧客を獲得するうえでもSEO対策は重要といえるでしょう。

理由②:Webサイトからの問い合わせが増えるため

工務店のSEO対策は、自社サイトからの問い合わせ増加にもつながります。

Googleなどの検索から流入するユーザーの中には、行動意欲が高い方も含まれるためです。Webサイト内のコンテンツでユーザーの満足度や信頼感が高められれば、自然と問い合わせというネクストアクションを促せるでしょう。

もちろん、SEO対策によって受注確度の高いユーザーを集めるためには、ニーズを踏まえた検索キーワードの抽出とコンテンツ制作が必要です。時間と労力はかかるものの、一度軌道に乗れば、長期的に営業効果を発揮してくれるでしょう。

理由③:売上拡大につながるため

SEO対策の実施は、結果的に売上の拡大にもつながります。

上記の理由①により自社の認知が拡大しユーザーの流入が増加することは、売上拡大のための第1歩です。ユーザーが流入しないことには、何も始まりません。また、上記の理由②により自社のWebサイトからの問い合わせが増加し、それらを確実に商談化できれば、新規顧客の獲得と売上創出につながります。

確実に売上を拡大させるためにも、SEO対策を始める際はしっかりと準備し、必要に応じて専門会社へアウトソースするのがおすすめです。

なお、弊社ではSEO対策をはじめとした、さまざまなWeb施策の支援実績を豊富に持っています。弊社の実績やノウハウの一端を知り、相談の可否を検討したい方は、資料ダウンロードページをぜひご覧ください。

【パターン別】工務店のSEO対策における戦略

工務店のSEO対策における戦略は、主に以下の3つです。

  1. エリアキーワードに対する戦略
  2. 工務店の強みが出るキーワードに対する戦略
  3. 棟数規模に応じた戦略

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パターン①:エリアキーワードに対する戦略

工務店のSEO対策では、ローカルSEO対策(MEO)が1つのポイントです。ローカルSEO対策(MEO)とは地域情報を含めたSEO対策のことで、キーワードにエリアが含まれます。キーワードの具体例は以下の通りです。

  • 「地域名+注文住宅(デザイン住宅)」
  • 「地域名+新築(一戸建て)」
  • 「地域名+工務店」

地域名には実際にサービスを提供している、都道府県名や市町村の名前が入ります。ユーザーが工務店を探す場合、まずサービスを受けられる地域であるかが重要となります。したがって、エリアを含めたキーワードは優先して押さえるようにしましょう。

なお、弊社ではMEO対策に関するすべての業務を代行しています。Googleマイビジネスを有効活用したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【関連記事】MEO対策とは?Googleマイビジネスの運用を内製化する手順も解説

パターン②:工務店の強みが出るキーワードに対する戦略

工務店のSEO対策には、外部SEO対策(コンテンツSEO)もポイントの1つです。外部SEO対策(コンテンツSEO)とは、ユーザーにとって有益な情報を提供し、コンテンツの評価を高めていく対策のことを指します。

工務店では自社が強みとしている点をキーワードに含めつつ、ユーザーにとって有益となる情報を提供しましょう。キーワードの具体例は、以下の通りです。

  • 「工務店+費用」
  • 「工務店+耐震」
  • 「新築(一戸建て)+ローコスト」

まずは自社の強みを明確にしたうえで、キーワードに落とし込みましょう。

パターン③:棟数規模に応じた戦略

工務店の規模はさまざまなため、棟数規模に応じた戦略を行うことも大切になります。大手と同じ戦略を展開しようとしても予算や人員の面で追いつかず、結果的に負けてしまうためです。例えば、棟数規模ごとの戦略とキーワードは、下表のようなものが挙げられます。

棟数規模

戦略

キーワード例

10棟以下

ニッチキーワード(※1)

断熱+注文住宅+ローコスト

11〜30棟

ニッチキーワード+エリアキーワード

断熱+注文住宅+地域名

31~50棟

エリアキーワード

注文住宅+地域名

51棟以上

エリアキーワード+ビッグキーワード(※2)

地域名+工務店

※1 検索回数・競合ともに少ないキーワード
※2 検索回数・競合ともに多いキーワード

ただし、上記はあくまでも目安であり、ドメインパワー(※3)が強い、あるいはSEO上の競合が少ない場合は10棟以下でもビッグキーワードを狙うケースもあります。SEO対策を講じる際は自社サイト内外の状況を個別に調査し、最適な戦略を立てることが大切です。

※3 検索エンジンからの評価を数値化した指標

工務店でSEO対策を始める方法

工務店のSEO対策は、基本的に以下のような流れで進めます。

  • 自社の強みやペルソナの調査
  • ペルソナに沿ったキーワードの調査
  • キーワードの決定
  • 競合サイトの調査
  • コンテンツ制作
  • 公開

公開後は定期的に効果測定し、それをもとに改善案を考える必要があります。効果測定や継続的な運用にはノウハウが必要となるため、外部の専門会社にアウトソースするのも1つの方法です。

なお、弊社ではWebサイトの制作から運用、SEO対策などのサポートを行っております。SEO対策を通じて契約数を伸ばしたい方は、弊社のコンテンツ戦略サポートへご相談ください。

まとめ:工務店のSEO対策は集客力の強化に必須

工務店のSEO対策は、やみくもに自社サイトを立ち上げるのではなく、戦略を持って取り組むことが重要です。ただし、工務店の強みや規模によって、実施すべき戦略は異なります。それぞれに合った戦略を立案・実施し、集客力の強化を目指しましょう。

なお、弊社ではWebサイト運用のコンサルティングサービスも展開しています。自社サイトの運用にかかるリソースを削減しつつ、効果を最大化させたい方は、ぜひ弊社のWebサイト運用からご相談ください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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