ホームページを運用するにあたって、Googleタグマネージャー(GTM)は管理の利便性を向上させるうえで非常に役立つツールです。しかし、Googleタグマネージャーでどのようなことができるのか知らない方や、まだ導入には至っていないという方もいるでしょう。
この記事では、Googleタグマネージャーの導入によってできることや、広告運用において重要である理由を紹介します。広告ごとの使い方や権限の付与方法についてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Googleタグマネージャーは、広告や計測で使用されるタグをまとめて管理できるツールのことです。Googleタグマネージャーについて押さえておきたいポイントは、以下の3つになります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Googleタグマネージャーを利用すると、あらゆるタグの設定や管理を容易に行えます。通常であればタグの設定には、HTMLの変更が必要です。
しかし、Googleタグマネージャーの機能を使うことにより、HTMLを変更せずタグの追加や設定ができます。
Googleタグマネージャーと混同しやすいYahoo!タグマネージャーの特徴は、以下の2つです。
Googleタグマネージャーと比較するとタグのテンプレート数が豊富で、リアルタイムにエラーを検知できるという利点があります。
なお、Yahoo!タグマネージャーは、2024年6月30日(日)にサービス提供の終了が決まっています。これから導入する方やすでに導入済みの方は、Googleタグマネージャーなど他のタグ管理ツールへの移行が必要となるため注意してください。
Googleアナリティクス4(GA4)は、アクセス状況を解析するためのツールです。つまり、タグを管理するためのGoogleタグマネージャーとは、機能や役割が異なります。
しかし、GA4とGoogleタグマネージャーは連携可能なため、あわせて活用するのがおすすめです。具体的にはGA4を利用するためにタグをホームページに設定する際、Googleタグマネージャーの機能を利用できます。
より効率的な広告運用を目指すためにも、双方を連携して利用しましょう。なお、GA4についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。
【関連記事】GA4の権限を付与・確認・編集する方法!エラー時の対処法や注意点も解説
Googleタグマネージャーが広告運用で重要となる理由は、主に以下の通りです。
ツールのなかでタグの追加や設定ができ、一括での管理もできるため、工数の削減につながり複数人での運用もしやすくなります。
また、プレビューモードにより、正しく設定できているかの確認も可能です。更新した際のバージョン管理ができ、必要に応じて以前の状態に戻せるため、トラブルの防止にもつながります。
広告運用を効率化させたい方は、無料で利用できるGoogleタグマネージャーを積極的に導入しましょう。
なお、弊社ではWeb広告運用における豊富なノウハウを生かし、最適なPDCAを回すための支援を行っています。データを活用し広告効果をさらに高めたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Googleタグマネージャーを利用するために必要となる事前準備は、以下の2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アカウント・コンテナ(※)を作成する手順は、以下の4ステップです。
※実際に管理するホームページ
手順4のコンテナ設定では、ホームページに設置する場合「ウェブ」を選択してください。利用は無料ですがGoogleアカウントが必要ですので、まだ開設していない方は用意しましょう。
トリガー(※)を設定する手順は、以下の4ステップです。
※タグを発動させるための条件
トリガーにはさまざまな種類があるため、適切なものを選択してタグを使いこなしましょう。
Googleタグマネージャーの管理権限を付与する方法は、以下の6ステップです。
付与できる権限の範囲は下表のように、アカウント単位とコンテナ単位それぞれで異なります。
【アカウント単位の権限】
管理者 |
新しいコンテナの作成やユーザー権限の変更ができる |
ユーザー |
アカウントの基本情報を閲覧できる |
【コンテナ単位の権限】
公開 |
バージョンとワークスペースの作成、編集、公開ができる |
承認 |
バージョンとワークスペースの作成、編集ができる |
編集 |
ワークスペースの作成、編集ができる |
読み取り |
タグ、トリガー、変数の閲覧ができる |
コンテナ単位でいずれかの権限を付与した場合には、アカウント単位のユーザー権限も同時に付与されます。タグの作成や公開を依頼したい場合であれば、コンテナ単位で「公開」の権限を付与してください。
業務の役割に適した権限を付与し、Googleタグマネージャーを有効活用しましょう。
Googleタグマネージャーは無料で利用でき、上手に活用することで広告運用における工数削減にもつながります。効率的な広告運用を目指すために、ぜひGoogleタグマネージャーの導入を検討してください。
なお、弊社では実績豊富なマーケティングの専門家によるWeb広告運用サポートを行っています。Web広告の効果を最大限に発揮したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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