Webサイト制作

ホームページ制作の料金相場|費用の内訳や注意点・事例も解説

2024.07.11

【依頼先別】ホームページ制作の料金相場|費用の内訳や注意点・事例も解説

ホームページ制作にかかる費用は依頼先や目的などによって異なるため、料金相場に大きな差が生じます。制作料金の違いを見て、「なぜ価格が変動するのか」「ホームページ制作にはどのような費用がかかってくるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

この記事では、ホームページ制作の料金相場を依頼先や目的別に解説します。費用の内訳や料金を考える際に気をつけたいポイントも紹介するので、自社の制作目的や予算に合わせて依頼先を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。

【依頼先別】ホームページ制作の料金相場

ホームページ制作の料金相場は下表の通り、依頼先によって異なります。

依頼先

ホームページ制作の料金相場(20ページほど)

個人(フリーランス)

30万円

中小規模の制作会社

60万円~100万円

大手制作会社

300万円

制作費用に差が出る理由を、それぞれ見ていきましょう。

なお、ホームページ制作会社の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】ホームページ制作会社の選び方ガイド!事前に準備すべきものや事例も解説

依頼先①:個人(フリーランス)

フリーランスに依頼する場合、30万円ほどでホームページを制作できます。ホームページ制作会社に比べてコストを抑えられるのは、作業代以外の費用が発生しないためです。

責任の割合が低いため、ホームページ制作後の運用や保守サービスといったバックアップ体制の期待はできないでしょう。また、クオリティに差が生じやすいのはもちろん、最後まで責任を持ってホームページ制作をやり遂げてくれるかが不明瞭です。

フリーランスに依頼するときは、実績やコミュニケーションをもとに信頼できる相手が判断しましょう。

依頼先②:中小規模の制作会社

中小規模の制作会社に依頼する場合、60万円〜100万円ほどでホームページを制作可能です。ホームページの目的やページ数などによって、費用は変動します。

また、中小規模の制作会社は専門知識を保有したスタッフで構成されている場合があります。制作会社の特化した部分と自社の目的が合えば、コストを抑えつつも質の高い成果物が期待できるでしょう。

自社に合った制作会社を見つけられるよう制作実績や導入事例を参考にして、依頼先を検討してみてください。

依頼先③:大手制作会社

大手制作会社に依頼する場合、300万円ほどが費用目安となります。費用が高い理由は、作業代より責任代の割合が大きいためです。

大手制作会社は高い技術力だけでなく、幅広い領域に対応している点が強みです。さらに、打ち合わせを重ね、目的やターゲット設計を踏まえたデザインやコンテンツを制作してくれます。

ホームページ運用を成功させるノウハウを落とし込んでくれるため、場合によっては費用以上の成果が期待できるでしょう。

【目的別】ホームページ制作の料金相場

ホームページ制作料金は、運用するホームページの目的でも左右されます。目的によって、運用すべきホームページに必要な機能やシステムなどが異なるためです。下表は、種類別の費用相場となります。

コーポレートサイト

20万円~100万円

ECサイト

小規模:100万円以下

中規模:200万円~500万円

大規模:500万円以上

ブランドサイト

50万円~300万円

サービスサイト

15万円~150万円

ランディングページ

10万円~30万円

オウンドメディア

20万円~100万円

採用サイト

10万円~150万円

ポータルサイト

40万円~300万円以上

ホームページ制作にかかる費用の内訳

ホームページ制作にかかる費用の内訳は、下表の通りです。

費用

費用の概要

一般的な費用相場

デザイン費

トップページや下層ページなど、ホームページ上に表示されるデザイン全般の費用

  • トップページ:10万円~20万円
  • 下層ページ:1万円~5万円

ディレクション費

ホームページ制作するうえで、制作チームの指導や進行管理といった作業に対する費用

  • パターン1:制作費用の10%~30%
  • パターン2:作業日に応じて算出(5万円~20万円)

コンテンツ費

ホームページに掲載する記事や画像などの制作費用

  • テキスト:1文字0.5円~数円ほど
  • 画像:数千円~50万円
  • 動画:10万円~200万円以上

コーディング費

各コンテンツを動作させるためのコード(HTMLやCSSなど)を記述する費用

1ページあたり1.5万円~6万円ほど

システム費

お問い合わせフォームやショッピングカート機能といったシステム実装にかかる費用

2万円~3万円ほど(※実装するシステムによって費用は異なる)

それぞれについてより具体的に説明します。

内訳①:デザイン費

ホームページ全体のビジュアルデザインにかかる費用です。ブランドイメージに合わせたオリジナルのデザインや、独自のレイアウトを制作する際には、コストが高くなることがあります。

内訳②:ディレクション費

制作プロジェクトの進行管理を行うディレクターの人件費が含まれます。クライアントとの打ち合わせや、スケジュール調整、チームの調整作業も含まれます

内訳③:コンテンツ費

サイトに掲載するテキストや画像、動画などのコンテンツ制作にかかる費用です。ライティングや写真撮影、映像編集などが含まれます。

内訳④:コーディング費

デザインをWeb上で動作する形に変換するコーディング作業の費用です。HTML、CSS、JavaScriptなどの技術を使い、サイトのレイアウトや機能を構築します。

内訳⑤:システム費

特定の機能を実装するための開発費用です。予約システムやECサイトの機能、会員管理システムなど、目的に応じた機能が必要な場合にコストが追加されます。

ホームページ制作は工程別に費用が発生するだけでなく、業務範囲やホームページの規模などによっても算出方法が異なります。どのような費用がかかってくるのか内訳を踏まえたうえで、依頼先を検討しましょう。

なお、自社ホームページを運営する目的を明確にして利益を生む方法が知りたい方は、弊社の実績ノウハウがつまった「WEBサイト運用 虎の巻」をご覧ください。

ホームページ制作の料金を考える際に気をつけたいこと

ホームページ制作の料金を考える際に気をつけたいことは、以下の2つです。

  • 依頼の責任範囲
  • 値引き

それぞれ詳しく説明します。

注意点①:依頼の責任範囲

ホームページ制作費用は、依頼する内容の責任の範囲によって異なります。費用が高くなるほど、以下の責任が増えるためです。

  • 専門知識を持つ人材が増える
  • 実績や事例が多数ある
  • テスト検証を実施してくれる
  • 公開後のマーケティングをサポートしてくれる
  • 損害に対する補償や賠償が充実している
  • 制作会社の消滅リスクを心配しなくてすむ
  • バックアップ体制が整っている

費用の高さに比例して相応のメリットを得られるため、どこまで保険をかけて安心を買うかも検討ポイントといえます。

注意点②:値引き

ホームページ制作の料金を考える際、見積もりに対して過度な値引き交渉をするのは避けましょう。受注した制作会社側は、値引き交渉によってマイナスとなる部分をどこかでカバーする必要があるためです。

依頼した企業は過度な値引き交渉により、以下のデメリットが起こりえます。

  • 専門知識を保有する人材を業務に割り当ててもらえない
  • 経験の浅い担当者が進行・管理するため、スケジュール通りに進みにくい
  • ホームページにデザイン性やマーケティング要素が加味されていない
  • 監修や確認に十分な工数を割けない
  • 柔軟に対応してくれない
  • ホームページからの集客率が低い

企業努力によっては値引きできる部分もありますが、結果として自社のホームページに利益を生まない可能性があります。過度な値引き交渉はホームページの質を低下させかねないため、費用相場を理解したうえで検討するのが重要です。

ホームページ制作の費用をおさえるコツ

ホームページ制作の費用をおさえるコツとして、以下6点を紹介します。

  1. テンプレートを使用する
  2. 見積書の作業内容を詳細に確認する
  3. 素材をなるべく自社で準備する
  4. 最初は最低限のページから始める
  5. 複数社から相見積もり取る
  6. 補助金・助成金を活用できないか確認する

それぞれ詳しく解説します。

コツ①:テンプレートを使用する

ホームページ制作において、テンプレートを使用することは、費用を抑える非常に有効な方法です。特にデザイン面での自由度がそれほど重要でない場合や、機能が標準的な範囲に収まる場合、テンプレートを利用すれば、デザインやコーディングにかかる手間を大幅に減らすことができます。独自性を求めず、短期間での制作を目指す企業に適しており、初期投資を抑えながら機能的なウェブサイトを構築することが可能です。

コツ②:見積書の作業内容を詳細に確認する

ホームページ制作に関する見積書は、作業内容の詳細が明記されています。これをしっかり確認することは、無駄なコストを削減するために重要です。例えば、必要のない機能や過剰なデザイン、手間のかかるカスタマイズが含まれている場合、それを省略することで費用を削減できます。また、明細が曖昧な項目については、事前に制作会社に確認し、具体的な説明を求めることで、コストの透明性を高められます。

コツ③:素材をなるべく自社で準備する

写真やテキストなど、サイトに掲載するコンテンツを自社で用意することで、制作費用を大幅に削減できます。プロのライターやフォトグラファーに依頼するとコストがかさむため、可能な限り社内で制作できる素材は自社で準備するのが理想的です。特に、商品画像や会社概要などの基本的なコンテンツは自社で作成することで、初期投資を抑えることが可能です。

コツ④:最初は最低限のページから始める

初期のホームページ制作時には、すべてのページを一度に作成する必要はありません。まずは必要最低限のページ、例えばホームページ、サービス紹介、問い合わせページのみでスタートし、必要に応じて後からページを追加する方法があります。これにより、初期の制作費用を抑えながら、ビジネスの成長に合わせてサイトを拡張できるため、コストパフォーマンスの高い運用が可能です。

コツ⑤:複数社から相見積もりを取る

ホームページ制作の費用は依頼する会社によって大きく異なるため、複数の制作会社から見積もりを取ることが重要です。相見積もりを取ることで、どの制作会社がコストとサービスのバランスが良いかを比較できます。また、会社間の競争により価格交渉がしやすくなり、最終的にコスト削減につながる可能性があります。内容や価格、納期を細かく確認し、最適な選択をしましょう。

コツ⑥:補助金・助成金を活用できないか確認する

ホームページ制作にかかる費用をさらに抑える手段として、国や自治体が提供する補助金や助成金の利用があります。これらの支援制度は、特に中小企業やスタートアップ向けに提供されることが多く、ウェブサイトの新規作成やリニューアルに対して補助を受けられる場合があります。申請の手続きが必要ですが、成功すれば大幅なコストダウンが期待できますので、活用の可能性を確認する価値があります。

弊社が支援したホームページ制作の事例

弊社が支援したホームページ制作の事例を、2つ紹介します。

  1. 小売・卸売企業のサービスサイト
  2. グループ企業のコーポレートサイト

各事例の特徴を見ていきましょう。

事例①:小売・卸売企業のサービスサイト

こちらは整備工場専用の最新型ドライアイス洗浄機を取り扱う、株式会社グリーンテックジャパン様のサービスサイトです。

業種

小売・卸売業

制作・リニューアルの目的

自社ブランディングの向上

下層ページの大カテゴリ

  • 商品の紹介
  • 商品のベネフィット
  • 導入事例
  • 会社概要
  • ブログ
  • お問い合わせ
  • パンフレットダウンロード
  • SNSへのリンク

▼株式会社グリーンテックジャパン様のホームページ

商品に関する情報に特化されており、トップページは下層ページへ誘導できるよう商品概要のみを掲載したシンプルなデザインになっているのが特徴です。ユーザーが次の行動に移しやすくなる導線として、フッター(※)に他コンテンツへのページが網羅的に掲載されています。

※ホームページの最下部にある領域

自社ブランディングの向上により、ユーザーの購入意欲を高め、商品の利用促進が見込めるでしょう。

ホームページURL:https://dryicepower-seibi.com/

事例②:グループ企業のコーポレートサイト

こちらは傘下企業を一元的に紹介している、スマイシアHD株式会社様のコーポレートサイトです。

事業内容

傘下企業の経営・管理

制作・リニューアルの目的

  • 信頼獲得
  • 認知向上

下層ページの大カテゴリ

  • 企業情報
  • 社会貢献
  • グループ概要
  • お知らせ
  • 採用情報

▼スマイシアHD株式会社のホームページ

3つの世代の幸せサイクルをテーマとしており、異なるテーマカラーとデザインで企業の魅力を表現しています。

企業に関心を持つあらゆるユーザーのニーズに合った情報を広く掲載しているホームページとなっているため、自社のブランドイメージ向上が実現可能です。ユーザーの信頼獲得だけでなく、認知拡大も期待できるでしょう。

ホームページURL:https://sumaisia-hd.co.jp/

まとめ:ホームページ制作の料金相場はさまざま

ホームページ制作の料金相場は、目的や依頼先などによって異なります。ホームページの種類や内訳の費用相場を踏まえて、依頼先を検討することが大切です。なお、弊社ではユーザー目線第一のホームページ制作にこだわっています。

ユーザーが求めているものは何か、一緒に考えたうえでデザインを提案しているため、見た目だけでなくお問い合わせ率の高いホームページ制作が実現可能です。目的に合ったホームページ運用で成果を得たい方は、ぜひお問い合わせください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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