Webサイト制作

【日本では同じ?】ホームページとWebサイトの違い|種類や使い分け方も

2024.06.05

【日本では同じ?】ホームページとWebサイトの違い|種類や使い分け方も

ホームページとWebサイトは、日本においてはほぼ同義として扱われます。しかし、「なぜ呼び名が2つもあるのか」「もともとは意味が違うのか」など疑問に思う方もいるでしょう。

この記事では、ホームページとWebサイトの違いを解説します。日本における使い分け方や、混同しやすい9種類のWebサイトについてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホームページとWebサイトの違い

まずは基礎知識として、それぞれの概要を紹介します。

  1. ホームページとは
  2. Webサイトとは

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ホームページとは

ホームページとは元々、ブラウザを立ち上げた際、最初に目にする目次ページを指していました。そこから派生して、現代では企業や個人を紹介するサイトそのものを「ホームページ」と呼ぶようになっています。

企業サイトであれば、URLや検索画面に表示された企業名などをクリックし、アクセスした直後に表示されるのが本来の意味でのホームページです。別名として、以下のようなものがあります。

  • トップページ
  • メインページ
  • フロントページ

ホームページは最初に閲覧するところゆえに、企業のイメージを印象付ける大切なページでもあります。特に、視覚的なインパクトを左右するメインビジュアルは重要です。ホームページにおけるメインビジュアルの役割や制作時のポイントを知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】【事例付き】ホームページのメインビジュアルとは?制作ポイントや注意点も

Webサイトとは

Webサイトとは、ネット上にあるWebページの集合体です。そもそも「Web」とは「蜘蛛の巣」であり、蜘蛛の巣のようにページがつながっていることから、Webサイトという表現が使われるようになりました。

なお、Webサイトには前述したホームページのほか、以下に挙げるさまざまなジャンルのサイトが含まれます。

  • ECサイト
  • ランディングページ
  • 採用サイト など

各Webサイトの役割などについて知りたい方は、後述の「【事例付き】ホームページと混同しやすいWebサイトの種類」を参考にしてください。

日本におけるホームページとWebサイトの使い分け方

日本では、「ホームページ=Webサイト」として扱われるケースがほとんどです。実際、日本のテレビ局でWebサイトについて言及する際は、耳慣れしている「ホームページ」が使用されています。

また、ネットでの検索回数を比較するとホームページが49,500回、Webサイトが9,900回と圧倒的に差があります(2024年4月時点)。このことからも、日本においてはWebサイトよりも、ホームページという表現を使ったほうが相手に伝わりやすいといえるでしょう。

なお、海外は日本と異なり、ホームページとWebサイトは明確に使い分けられています。事業や商材に海外向けのものがあり、国外のWeb担当者とコミュニケーションを取る際は本来の意味に沿って表現を使い分けましょう。

引用元:NHK放送文化研究所|2021年3月1日「ホームページ」「ウェブサイト」

【事例付き】ホームページと混同しやすいWebサイトの種類

ここでは、ホームページと混同しやすい9種類のWebサイトについて、それぞれの役割や掲載情報などを解説します。

  1. コーポレートサイト
  2. ECサイト
  3. ブランドサイト
  4. サービスサイト
  5. プロモーションサイト
  6. ランディングページ
  7. オウンドメディア
  8. 採用サイト
  9. ポータルサイト

なお、弊社では今回紹介するもの以外にも、多数の制作実績がございます。ホームページ制作で集客数や売上アップを達成したい方は、制作実績ページもぜひご覧ください。

種類①:コーポレートサイト

企業のホームページとして最も一般的なのが、コーポレートサイトです。コーポレートサイトでは消費者や取引先などに自社を知ってもらうために、以下のような情報を掲載します。

  • 企業の基本情報
  • 事業内容
  • お問い合わせフォーム など

下図は弊社でコーポレートサイトのリニューアルを支援した、ゴールドトラスト株式会社様の例です。

▼ゴールドトラスト株式会社様のコーポレートサイト

業種

不動産

リニューアルの目的

コンテンツとターゲットの見直し

既存のホームページはデザイン・機能ともに古くなっていたため、各商材の特徴をわかりやすく伝えるよう構成から改善しました。さらに、検索エンジンでの上位表示を目指して、ブログを活用したSEO施策も行っています。

ホームページURL:https://goldtrust.co.jp/

種類②:ECサイト

ECサイトとは、ネット上で商品やサービスを販売するWebサイトです。検索機能や決済機能を充実させるとユーザーの利便性が上がり、利用率と売上の向上につながります。

最も一般的なECサイトはAmazonや楽天であり、利用している方も多いでしょう。大手以外にも、以下のような業界では独自のECサイトを構築するケースが増えてきています。

  • アパレル
  • 食品
  • 美容・化粧品 など

ただし、自社型ECサイトでは配送トラブルによってレビューが下がるケースも少なくありません。自社の評価を維持して売上につなげるためにも、ECサイト構築時は配送ルートの確保・整備や倉庫の活用も重要となってきます。

種類③:ブランドサイト

ブランドサイトとは、特定の商品やサービスのブランド価値をアピールするWebサイトです。他社商品との違いや自社製品ならではの魅力を伝えるために、基本情報の紹介だけではなく、以下のような情報も掲載します。

  • 取引実績
  • 導入事例
  • お客様の声 など

特にお客様の声といった第三者による言及は、ユーザーに対して信頼感を与え、購買意欲の向上につながります。ホームページにお客様の声を載せるメリットなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】ホームページに載せる「お客様の声」メリットや魅力的に見せる要素も解説

種類④:サービスサイト

サービスサイトとは自社製品・サービスの認知度を高め、購入や申し込みにつなげるためのWebサイトです。公開期間は長期におよび、以下のような情報を提供しながら集客効果を高めます。

  • 製品・サービスの詳細情報(価格やスペックなど)
  • 導入事例
  • お問い合わせフォーム など

下図は弊社でサービスサイトの制作を支援した、株式会社クラウドエム様の例です。

▼株式会社クラウドエム様のサービスサイト

業種

クラウドシステムの販売・修理・保守管理

制作の目的

ソリューションの整理と発信

新規設立にともない、最新の技術やサービスを強調したサービスサイトを構築しました。また、未来志向のデザインで事業の最先端感を表現し、訪問者に期待感を抱いていただけるサービスサイトとなっています。

ホームページURL:https://www.cloudm.co.jp/

種類⑤:プロモーションサイト

プロモーションサイトとは、特定の自社製品・サービスを売り出すときに公開するWebサイトです。掲載情報はサービスサイトと似ていますが、公開時期が若干異なります。

プロモーションサイト

サービスサイト

掲載情報

  • 製品・サービスの詳細情報(価格やスペックなど)
  • 導入事例
  • お問い合わせフォーム など

公開時期

期間限定~長期的

長期的

なお、期間を限定して宣伝するプロモーションサイトは、キャンペーンサイトと呼ばれます。認知度向上や販促といった役割は同じですが、新商品・新サービスなどより購買意欲をかきたてたい場合はキャンペーンサイトを立ち上げると良いでしょう。

種類⑥:ランディングページ

ランディングページとは、自社製品・サービスの購入や申し込みを促すWebサイトです。通常、縦長の1ページで完結させるため、掲載情報の取捨選択や見やすいデザインが求められます。

なお、ランディングページの流入元はWeb広告がほとんどです。流入したユーザーを確実に成約へつなげるためには、ターゲットの絞り込みや訴求ポイントの整理などが大切になります。

ランディングページの売上発生率を向上させたい方は、弊社のWeb広告運用サポートページもぜひご覧ください。

種類⑦:オウンドメディア

オウンドメディアとは、自社が保有するメディアの総称です。ユーザーの興味関心があるテーマを中心としてコンテンツを作成し、長期的な集客効果を狙います。

  • コラム記事
  • ホワイトペーパー
  • FAQ など

なお、オウンドメディアは購買意欲が高まっている顕在顧客だけではなく、自身の興味関心に気づいていない潜在顧客も閲覧します。コンテンツを通じて見込み顧客になる可能性もあるため、ターゲット像を明確にしたうえでユーザーが求める情報を集約・蓄積していきましょう。

種類⑧:採用サイト

採用サイトとは、求職者向けの情報提供をメインとしたWebサイトです。近年はコーポレートサイトに採用ページを設けるのではなく、別途専用サイトを立ち上げるケースが増えてきました。

下図は弊社で採用サイトのリニューアルを支援した、アサヒグローバルホーム様の例です。

▼アサヒグローバルホーム様の採用サイト

業種

住宅販売

リニューアルの目的

ユーザビリティの向上

求職者の使いやすさがアップして反響率も高まるよう、レスポンシブデザインにしました。また、Googleしごと検索にも対応することで、求職者の見つけやすさも改善しています。

なお、採用マーケティングでは上記のようなWebサイト以外にも、さまざまな施策を連動させることが大切です。採用プロセスごとのアプローチ方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】採用マーケティングにおけるファネルとは?アプローチ方法や役立つツールも

ホームページURL:https://asahigloval.co.jp/recruit/

種類⑨:ポータルサイト

ポータルサイトとはインターネットを開いた際、最初に訪問するWebサイトです。最も代表的なポータルサイトはGoogleやYahoo!であり、前者は検索機能、後者は総合情報に特化した作りとなっています。

また、専門的な情報に特化したポータルサイトとして、不動産関連の「SUUMO」や飲食店関連の「食べログ」などが挙げられます。近年では、社員向けに企業情報を集約した社内ポータルサイトを活用し、情報共有や業務の効率化に役立てている企業も多くなっています。

まとめ:ホームページとWebサイトの違いを理解しよう

ホームページとは本来、Webサイトのトップページを意味する言葉です。また、一口にWebサイトと言っても、コーポレートサイトやサービスサイトなどさまざまな種類があります。ホームページを制作する際は違いを良く理解し、目的に合わせてサイトの種類を選んでいきましょう。

なお、弊社では多様な業種の企業ホームページを制作しております。プロの支援で成果の上がるホームページを構築したい方は、制作ページをぜひ一度ご覧ください。

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book この記事の執筆者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

 

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