現代のコミュニケーションツールのなかでも国内の利用ユーザー数が最も多いLINEは、住宅会社の集客戦略に欠かせないツールの1つです。
住宅会社がLINE公式アカウントを運用すると、新規顧客の獲得に役立つほか、既存の顧客との関係強化も期待できます。
この記事では、住宅会社のLINE運用について、役立つシーンや成功させるコツを解説します。弊社が展開しているLINE運用サポートの支援実績も紹介するので、自社の集客力を高めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
LINE公式アカウントは、集客に適したさまざまな機能を活用できるのが特徴です。具体的には、下表のような機能があります。
機能 |
できること |
期待できる効果 |
リッチメニュー |
トーク画面の一番下に画像を表示し、メニューを設置する |
トーク画面の下半分に来場予約のボタンを設置することで、メッセージを見た際にも予約のきっかけを提供できる |
VOOM投稿 |
動画をはじめ、写真やテキストをタイムラインに投稿する |
友だち追加していないユーザーにもリーチできる |
LINEアプリ上でデジタルチラシサービスを配信する |
従来の折込チラシでは難しい客層にもリーチできる |
|
セグメント配信 |
友だち追加したユーザーに対して、属性ごとに異なるメッセージを配信する |
メッセージを読んでもらいやすくなる |
クーポン |
友だち追加したユーザーに対して、デジタルクーポンを配信する |
潜在顧客・顕在顧客の友だち追加が見込める |
リサーチ |
アンケートを作成し、友だち追加したユーザーの意見を集める |
顧客のニーズを汲み取り、関係性を深められる |
分析 |
LINEの運用状況を把握するのに必要なデータを確認できる |
ユーザーの反応を可視化して、マーケティング戦略に役立てられる |
LINE公式アカウントの機能をうまく活用できれば、集客戦略を有利に進められるでしょう。
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住宅会社のLINE運用は、認知獲得から成約後のアフターサポートまで幅広く活用できます。具体的なシーンは、以下の5つです。
認知獲得のシーンでは、友だち追加を増やすためにLINEチラシやCPF広告(友だち追加広告)を活用しましょう。次に、施工事例やルームツアーの配信を通して、友だち追加した見込み顧客の興味関心を育成します。
来場・見学予約のシーンでは、来場特典の訴求やクーポンの配信が効果的です。なお、来場後は必要に応じて「スマケ!(※)」などのツールを活用しながら、成約に向けたアプローチを続ける必要があります。
※LINE公式アカウントをMAツール(マーケティングオートメーションツール)に変えるクラウド型の月額サービス
成約後のシーンにおいても、顧客向けの限定コンテンツや紹介キャンペーンを配信するなど、LINE運用によって顧客満足度を高められるでしょう。
弊社が展開するLINE運用サポートにおける、住宅会社向けの支援実績を3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
運用シーン |
①認知獲得 |
目的 |
広告経由で友だち追加してもらうことによる新規の認知促進 |
施策 |
LINEアプリで出稿できるCPF広告(友だち追加広告)を実施 |
こちらは、CPF広告(友だち追加広告※)から認知拡大につながった事例です。友だち追加時の特典を設置しない場合、おおよそ500〜600円で友だちの獲得が見込まれます。
※友だちを獲得したときにのみ出稿費用が発生する広告
一般的に、LINE単体で新規の友だちを獲得するのは難しいといわれています。そのため、より効果的に新規の友だち(=新しく認知した顧客)を増やすためには、CPF広告(友だち追加広告)の活用が重要といえるでしょう。
運用シーン |
②興味関心の育成 |
目的 |
来場予約・お問い合わせ数の増加 |
施策 |
トーク画面を開いてもらうためのお役立ち情報をメッセージで配信し、リッチメニューに予約への動線を設置 |
こちらは、メッセージとリッチメニューの戦略的な使い分けが、興味関心の育成および来場・見学予約につながった事例です。
来場予約のほとんどがリッチメニューから発生している状況だったため、メッセージ配信では「どのような住宅会社か」「どのような家を建てられるのか」を知ってもらうことに注力しました。
具体的にはお役立ち情報をメッセージで配信し、その結果、施策実施前には10%台まで落ちていた開封率が30〜40%に増えました。
リッチメニューのタップ数も上昇し、住宅会社選びにおいて最後まで候補として残り続けることにつながっています。
運用シーン |
②興味関心の育成 |
目的 |
自社に関する理解促進および顧客の悩み解決 |
施策 |
リッチメニューに「よくある質問」チャットボットを設置 |
興味関心の育成や来場・見学予約につなげるためにチャットボット(※)を活用した事例です。なお、チャットボットの設置には、「スマケ!」が役立ちます。
※ロボットが返答する自動会話プログラム
LINE運用におけるチャットボットの活用は、友だちがメッセージを送信するハードルを下げるほか、よくある困りごとを自動で解決できるメリットがあります。
また、下表のように、予約対応の半自動化としても有効です。
運用シーン |
③来場・見学予約 |
目的 |
来場予約・お問い合わせ数の増加 |
施策 |
予約やお問い合わせまでのハードルを下げるためにチャットボットを設置 |
施策実施後は、毎月の友だち追加数5〜10人ほどに対して、1月当たり2〜4人がチャットボットを通じて予約しています。チャットボットをあらゆるシーンで活用することで、人件費も大きく削減できるでしょう。
住宅会社のLINE運用のメリットとして、主に3つの効果が期待できます。
LINEは、アクティブユーザーの多さとビジネスに活かせる豊富な機能が特徴です。なお、LINE運用の効果を最大化するためには、活用する機能を戦略的に選ぶ必要があります。
住宅会社のLINE運用は、自社の集客力を高めるのに効果的です。ほかのコミュニケーションツールと比較して、LINE運用はコストと効果のバランスが良いといえるでしょう。
住宅会社のLINE運用を成功させるコツは、次の3つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
住宅会社のLINE運用を成功させるためには、運用の目的を明確化する必要があります。LINE運用の目的によって、使う機能や配信内容などが変わるためです。
実際、LINE運用の目的は、住宅会社によってさまざまあります。
LINE運用を成功させるためにも、それぞれの目的に応じた施策を展開しましょう。
住宅会社のLINE運用は、ほかの施策と連動させるとより効果的です。
中でも、Webサイトとの連動は必須です。Webサイトに誘導できるアクションボタンをメッセージやリッチメニューに設置することで、ユーザーの利便性を高められるでしょう。
Webサイトや各SNSとLINEの連携を強化できれば、顧客との接点を増やして、継続的かつ良好な関係性を築きやすくなります。
住宅会社のLINE運用を成功させるためには、定期的に分析して施策の改善を繰り返す必要があります。LINE公式アカウントの分析機能を活用しながら、下記の項目を中心に確認すると効果的です。
長期的な成果につなげるためにも、「どの配信が効果的だったのか」「どのリッチメニューがタップされているのか」などを把握しましょう。
住宅会社にとって、LINE運用は集客効果が期待できる施策の1つです。しかし、LINE運用を成功させるためには、戦略的かつ継続的に取り組む必要があります。
まずは、LINE運用の目的を明確にしたうえで、自社に合った施策を検討することから始めましょう。
なお、弊社はLINEのビジネス活用で豊富な支援実績があります。LINE運用で集客効果を最大化させたい方は、ぜひご相談ください。
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