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自社・他社ホームページにおけるアクセス数の調べ方|運用効果を上げた事例も紹介

2025.02.10

自社・他社ホームページにおけるアクセス数の調べ方|運用効果を上げた事例も紹介

ホームページの運用時は、自社・他社のアクセス数を分析して改善につなげることも大切です。
しかし、分析の重要性は理解しているものの、「アクセス数の調べ方が分からない」という方もいるでしょう。

この記事では、自社・他社ホームページにおけるアクセス数の調べ方について、準備段階から詳しく解説します。
実際にアクセス解析を経て、ホームページの運用効果を上げた事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホームページのアクセス数とは

ホームページのアクセス数とはユーザーが閲覧した回数のことで、下表に挙げる3つの指標で表されます。

意味

表示回数(ページビュー数)

ホームページが表示された回数

セッション数

ホームページにユーザーがアクセスした回数
(1度のアクセスで複数のページを閲覧したとしてもカウントは1)

ユニークユーザー数

ホームページに訪れたユーザーの人数
(同一人物が同じデバイスで複数回アクセスしたとしてもカウントは1)

3つとも同じアクセス数を表す指標ですが、カウントの方法が異なります。
分析する内容によって参考にする指標が変わるため、状況に応じて使い分けましょう。

また、アクセス数を含むKPIについて詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】【事例付き】WebサイトのKPIとは?代表的な設定項目やツリー例も解説

ホームページのアクセス数を調べる前に行う準備

ホームページのアクセス数を調べる前に行う準備は、以下の3つです。

  1. Googleアカウントの作成
  2. Googleアナリティクスへ登録
  3. トラッキングコードの設定

それぞれ詳しく見ていきましょう。

なお、弊社ではホームページ制作からウェブ運用サポートまで、幅広い支援体制が整っています。
自社ホームページの運用を成功させたい方は、ぜひ1度ご相談ください。

準備①:Googleアカウントの作成

Googleアカウント作成の手順は、以下の6ステップです。

  1. Googleアカウントのログインページにアクセス
  2. 「アカウントを作成する」を選択
  3. プルダウンからアカウントの用途を選択
  4. 基本情報の入力
  5. Gmailアドレスの作成
  6. パスワードの作成

ホームページの運用を始めた場合には、あわせてGoogleアカウントも登録しておきましょう。

引用元:Google アカウント ヘルプ|Google アカウントの作成

準備②:Googleアナリティクスへ登録

Googleアナリティクスへ登録する手順は、以下の11ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「管理」を選択
  3. アカウントメニューから「新しいアカウントを作成」を選択
  4. 「ウェブサイト」を選択
  5. アカウントの設定で「アカウント名」を入力
  6. プロパティの設定で「ウェブサイトの名前」を入力
  7. 「ウェブサイトのURL」を入力
  8. 「業種」を選択
  9. 「レポートのタイムゾーン」を選択
  10. データ共有設定
  11. トラッキングIDを取得

「アカウント名」や「ウェブサイトの名前」は、ご自身が管理しやすくなるよう設定するのがおすすめです。
Googleアナリティクスはアクセス数だけでなく、あらゆる分析に活用できるため必ず登録しましょう。
Googleアナリティクス4(GA4)の管理方法について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

【関連記事】GA4の権限を付与・確認・編集する方法!エラー時の対処法や注意点も解説

引用元:Googleアナリティク ヘルプ|アカウントを追加する

準備③:トラッキングコードの設定

トラッキングコードとは、Googleアナリティクスの計測用コードのことです。
準備②まで登録を進めると、トラッキングコードが発行されます。
トラッキングコードを設定する手順は、以下の6ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「管理」を選択
  3. データの収集と修正から「データストリーム」を選択
  4. 計測したいホームページを選択
  5. 「グローバルサイトタグ」に表示されている「トラッキングコード」をすべてコピー
  6. 計測したいホームページのHTML<head>内にペースト

設定後には、データが正しく反映されているか確認しましょう。

アクセス数の調べ方【自社ホームページ編】

自社ホームページにおけるアクセス数の調べ方は、以下に挙げる3つです。

  1. 特定期間におけるアクセス数
  2. 流入元別のアクセス数
  3. ページ別のアクセス数

それぞれ詳しく見ていきましょう。

調べ方①:特定期間におけるアクセス数

特定期間におけるアクセスの調べ方は、以下に挙げる5ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「レポート」を選択
  3. 「ユーザー」を選択
  4. 「ユーザー属性」→「オーディエンス」を選択
  5. 調べたい期間を設定

比較対象を追加できるようになっており、過去の期間と比べることも可能です。
アクセス数が以前と比べ改善しているか、チェックしましょう。

調べ方②:流入元別のアクセス数

流入チャネル別における、アクセス数の調べ方は以下に挙げる4ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「レポート」を選択
  3. 「ライフサイクル」→「集客」を選択
  4. 「ユーザー獲得」もしくは「トラフィック獲得」を選択

「ユーザー獲得」は初回訪問のみ、「トラフィック獲得」ではすべての流入がカウントの対象です。

流入キーワード別における、アクセス数の調べ方は以下に挙げる3ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「レポート」を選択
  3. 「Search Console」→「クエリ」を選択

キーワードのクリック数だけでなく、表示回数やクリック率も確認できます。
流入元別のアクセス数をもとに分析し、今後の改善へとつなげましょう。

なお、弊社では検索エンジンからの流入増加に必須となる、SEO対策のコンサルティングを実施しています。
コンバージョン率を向上させ、売上拡大を実現したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

調べ方③:ページ別のアクセス数

ページ別におけるアクセス数の調べ方は、以下に挙げる4ステップです。

  1. Googleアナリティクスにログイン
  2. 「レポート」を選択
  3. 「ライフサイクル」を選択
  4. 「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を選択

ユーザーのエンゲージメント時間なども、あわせて確認できます。
ページ別のアクセス数を参考にすることで、コンテンツ制作にも活用しましょう。

アクセス数の調べ方【他社ホームページ編】

他社ホームページのアクセス数を調べることで。自社のデータだけでは気づけなかった強みや弱みが明確になります。
他社ホームページのアクセス数について調べられるツールは、以下の通りです。

なかでもKeywordmapは日本製のツールで使いやすく、機能も充実しています。
Similarwebであれば無料で利用できるため、手軽に他社分析を試すことも可能です。

自社だけでなく他社ホームページのアクセス数についても分析し、参考にしましょう。

アクセス解析を経てホームページの運用効果を上げた事例

下表は、アクセス解析を経てホームページの運用効果を上げた事例です。

業種

住宅会社

課題

チラシ集客を行っていたが、コンバージョン獲得につながっていない

提案・施策

  • Googleアナリティクスを用いた計測を開始し、PDCAを実践
  • チラシからホームページへ流入させる導線を設計

成果

ホームページのPV数が増加し、コンバージョン率が10%以上も向上

チラシ集客の効果を最大化させ、継続的なコンバージョン獲得を実現しました。
施策を実践するだけでは効果測定や改善策の検討が難しいため、データを用いた分析が重要です。
アクセス解析をもとに、ホームページ運用の改善策を見いだしましょう。

まとめ:ホームページを運用するならアクセス数の調査は必須

ホームページの運用では、自社・他社を含めたアクセス数の分析により、新たな改善策を検討できます。
やみくもに施策を打つのではなく、PDCAを回しながら運用効果の高いホームページを目指しましょう。

なお、弊社では豊富なノウハウを持つ専門家が、丁寧な分析によるウェブ運用サポートを行っています。
集客に強いホームページを作り上げたい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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