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メルマガとLINE公式アカウントはどっちが良い?比較表や成功事例も解説

2024.10.09

メルマガとLINE公式アカウントはどっちが良い?比較表や成功事例も解説

メルマガとLINE公式アカウントは、それぞれにメリットとデメリットがあり、選択次第で顧客とのコミュニケーションの効果も異なります。
しかし、馴染みがない方からすると、「どちらが自社のマーケティングに効果があるの?」と悩んでしまうケースも多いでしょう。

この記事では、メルマガとLINE公式アカウントの特徴を比較しながら、それぞれに適した業種を解説します。
メルマガからLINEへ移行するメリットや注意点のほか、弊社が支援した成功事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

弊社ベイスはLINE運用の専門家です!
・LINE社認定セールスパートナー
・LINE専用マーケティングツール スマケ!の開発・運営
・LINE広告認定代理店
・500社以上のLINE運用のサポート実績
・LINECPDスタンプ・ポイントを取り扱い企業
・LINEGreen Badge取得者在籍多数


どっちが良い?メルマガとLINE公式アカウントの比較表

メルマガとLINE公式アカウントのメリット・デメリットは、下表の通りです。

メルマガ

LINE公式アカウント

メリット

  • 多くの情報を一度に伝えられる
  • 顧客のステータスや分類など、細かく条件を分けて配信できる
  • コストが安い
  • 読まれやすい
  • リアルタイムでやり取りできる
  • 画像や動画、スタンプなど受信者の興味を引くメッセージを送れる

デメリット

  • 開封率が低い
  • 迷惑メールとして扱われる可能性がある
  • 受信者のメールボックスが溢れて受信できない可能性がある
  • コストがかかる
  • 一度に送れる情報量が限られる
  • ブロックされる可能性がある

自社の業種やリソースによっては、メルマガまたはLINE公式アカウントのいずれかのみを選択したり、両者をうまく使い分けたりする必要があります。
次項で、LINE公式アカウントの運用が向いている業種を見ていきましょう。

LINE公式アカウントの運用が向いている業種

LINE公式アカウントは、リアルタイムでのコミュニケーションが必要な業種や、視覚的にユーザーを引きつけるような情報発信が効果的な業種に向いています。
下表は、LINE公式アカウントの運用が適している業種と使い方の一例です。

業種

使い方の例

小売業

新商品の情報やセールの案内を即座に配信するなど

飲食業

メニューの紹介やクーポン配信、予約管理するなど

美容・健康関連業

サロンの予約や施術メニューの紹介、キャンペーン情報の配信など

エンターテインメント業

イベント情報やチケット販売のお知らせをリアルタイムで配信するなど

教育・スクール業

コース案内やイベント情報の配信、緊急連絡に活用するなど

なお、医療や出会い関連など、一部の業種やサービス業ではLINE公式アカウントの開設ができない場合があるため、事前に利用規約を確認しましょう。

引用元:LINEヤフー株式会社|LINE公式アカウントガイドライン

メルマガからLINE公式アカウントへ移行するメリット

メルマガからLINE公式アカウントへ移行する主なメリットは、以下の3つです。

  1. 開封率が改善する
  2. 多様なアプローチが可能になる
  3. リピート率が向上する

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①:開封率が改善する

LINE公式アカウントを活用すると、メッセージが読まれる確率が大幅にアップします。
例えば、従来のメルマガでは開封率が数%だったのに対し、LINEメッセージでは60%を超えることも珍しくありません。

これはLINEが日常的に使われるアプリであり、ユーザーが通知をすぐに確認する習慣があるためです。
その結果、重要な情報やキャンペーンの告知が確実に届きやすくなり、顧客とのコミュニケーションがより効果的に行えます。

メリット②:多様なアプローチが可能になる

LINE公式アカウントを活用することで、下表のように顧客へのアプローチ手段が増えます。

施策

使い方の例

LINE公式アカウント

基本的な情報発信に加えて、クーポンやイベント情報を配信できる

LINEチラシ

デジタルチラシを配信し、特定のターゲット層にリーチする

CPDスタンプ

無料スタンプを提供し、新規顧客の獲得や既存顧客とのエンゲージメントを強化できる

LINE広告

ターゲットを絞った広告配信で、より確度の高いユーザーにリーチする

LINEポイント

ポイントを使ったキャンペーンで、顧客のリピート率が向上する

※LINEヤフー株式会社によると、200万円から実施できる「CPDスタンプ(スタンプショップ掲載なし)」は2025年3月で取り扱いが終了になるとのことです。
「CPDスタンプ(スタンプショップ掲載あり)は引き続き販売しますが、最低出稿価格が600万円〜と高額になってしまいます。
導入ご希望の方は審査などがあるため、2024年12月には準備を始めることをおすすめします。

多様なアプローチにより、顧客との関係性を深めやすくなるでしょう。

【関連記事】【成功事例付き】LINEマーケティングの施策5選!役立つツールも解説

メリット③:リピート率が向上する

LINE公式アカウントを使うと、顧客のリピート率が上がります。
例えば、定期的にクーポンを配信したり、購入履歴に基づいて個別にメッセージを送ったりすることで、顧客が再び訪れるきっかけを与えられます。

さらに、下表のような施策では視覚的に魅力的な情報を提供でき、購買意欲を引き出すことも可能です。

施策

使い方の例

定期クーポン配信

月に一度、特別な割引クーポンを送る

パーソナライズメッセージ

購入履歴をもとに、おすすめ商品を提案する

リッチメニュー

見やすく分かりやすいメニューで、顧客の行動を誘導する

これらの施策を活用することで、顧客はLINEを通じて常に新しい情報やお得な情報を受け取り、再訪のきっかけが増えるでしょう。
なお、詳細な運用方法を知りたい方は、弊社の「LINE公式アカウント運用 虎の巻」をぜひご覧ください。

メルマガからLINE公式アカウントへ移行する際の注意点

メルマガからLINE公式アカウントへ移行する際の注意点は、以下の2つです。

  1. 1回に配信できる情報量が限られる
  2. ブロックによって情報が届かなくなる恐れもある

これらのポイントを理解し、効果的にLINEを運用しましょう。

注意点①:1回に配信できる情報量が限られる

LINE公式アカウントは「一度に送れるテキストメッセージが、1吹き出しにつき500文字まで」という制限があります。

例えば、新商品の紹介やキャンペーン情報を送る場合、すべての詳細を含めるとメッセージが長くなり、1つの吹き出しにおさまりません。
そのため、メッセージ内では要点のみを簡潔に伝え、詳細はホームページや特設ページに誘導する工夫が必要です。

導線の1つとして利用できるのが、リッチメニューです。
リッチメニューは画像やボタンを使って視覚的に情報を伝えられ、友だちをホームページや特定のページに誘導しやすくなります。
リッチメニューの詳細な作り方を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】【LINE】リッチメニューの作り方ガイド!活用メリットやコツも解説

注意点②:ブロックによって情報が届かなくなる恐れもある

LINE公式アカウントを運用する際、メッセージがユーザーに届かないリスクも考慮する必要があります。
ユーザーがブロックすると、それ以降のメッセージは届かなくなってしまいます。

これを防ぐためには、ユーザーにとって価値のある情報を継続的に提供することが大切です。
例えば、以下のような施策を実行することで、ブロック率を下げられます。

施策

使い方の例

お得なクーポンを配信する

定期的に割引クーポンを提供し、ユーザーにメリットを感じてもらえる

パーソナライズされたメッセージ

購買履歴や興味に基づいた情報を提供し、個々のニーズに応える

エンターテイメント要素を取り入れる

楽しいコンテンツやスタンプを使って、ユーザーを楽しませる

配信頻度を保つ

過度なメッセージ配信を避け、適度な頻度で情報を提供する

これらの施策を組み合わせることで役立つコンテンツを提供し続けられ、自社のファン化も進みやすくなるでしょう。

メルマガとLINE公式アカウントの上手な使い分け方

それぞれのツールが適しているシーンは、下表の通りです。

活用シーン

メルマガ

LINE公式アカウント

新商品の詳細紹介

月次ニュースレター

即時性のあるセール情報

限定クーポン配信

イベント告知

顧客の質問対応

メルマガは、一度に詳細な情報を伝えるのに向いており、特に深い内容の説明や複数のリンクを含むキャンペーン案内に最適です。
一方、LINE公式アカウントは、迅速なコミュニケーションやリッチコンテンツを使った視覚的な情報発信に強みがあります。

メルマガとLINE公式アカウントのいずれも効果的に使うためには、それぞれの特徴を理解し、適切な場面で使い分けることが大切です。

【LINEでメルマガ配信⁉】公式アカウントの成功事例

LINE公式アカウントでもステップ配信機能を活用すれば、メルマガのように段階的な配信ができます。
下表は、弊社が支援したステップ配信の成功事例です。

ホテル

温泉施設

資産運用会社

配信内容

広告配信→ホテル紹介動画配信

友だち追加→クーポン配信

友だち追加→理解促進コンテンツやお役立ち情報を配信

結果

開封率が向上

再来館を促進

開封率が向上

このように、LINE公式アカウントでもメルマガのような配信が可能であり、適切に活用することで大きな成果を得られます。
LINEのステップ配信の基礎知識や成功事例について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】【追客に効果あり】LINEのステップ配信とは?設定方法やコツも解説

まとめ:メルマガとLINE公式アカウントは併用が吉

メルマガとLINE公式アカウントを併用するのは、マーケティングで最も効果的な方法の1つです。
メルマガは詳しい情報を提供するのに適しており、LINEは即時性と高い開封率を活かして迅速にコミュニケーションを取るのに向いています。
2つを上手に使い分けながら、顧客との接点を増やしていきましょう。

なお、弊社ではメルマガとLINE公式アカウントの効果的な運用方法について、豊富なノウハウと支援実績を持っています。
LINEを使ったマーケティング戦略でお悩みの方は、ぜひ弊社の「LINE運用サポート」にご相談ください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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