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【フェーズ別】LINE公式アカウントの運用方法!成功させるコツや事例も

2024.09.04

【フェーズ別】LINE公式アカウントの運用方法!成功させるコツや事例も

多くのユーザーに情報発信できるLINEは、ビジネスの世界において強力な追客ツールとなっています。
適切に運用することで、顧客とのコミュニケーションやビジネス展開において効果を発揮できるでしょう。

この記事では、フェーズ別にLINE公式アカウントの運用方法や成功させるコツを解説します。
成功しやすい企業のパターンや事例はもちろん、失敗しやすいケースについてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

弊社ベイスはLINE運用の専門家です!
・LINE社認定セールスパートナー
・LINE専用マーケティングツール スマケ!の開発・運営
・LINE広告認定代理店
・500社以上のLINE運用のサポート実績
・LINECPDスタンプ・ポイントを取り扱い企業
・LINEGreen Badge取得者在籍多数


LINE公式アカウントの運用が成功する企業のパターン

LINE公式アカウントの運用が成功しやすい企業のパターンは主に以下の4つです。

  1. 友だち集めを日常の業務設計に入れ込んでいる
  2. 運用のゴールとマイルストンを設定している
  3. 年間の販促スケジュールに沿って配信予定を仮置きしている
  4. LINE友だちに好かれるクリエイティブで配信している

一方、失敗しやすい企業の特徴は、以下の通りです。

  • 一方通行のコミュニケーションを実施している
  • 個に合わせた配信ができない
  • 配信後のブロック率が高い
  • 自動応答での顧客対応ができていない
  • 運用に手間がかかりすぎるため、継続的な施策が実施できない

うまくいくためには、長期的なプランの立案と目標達成に向けて継続的なアクションが必須といえるでしょう。

【フェーズ別】LINE公式アカウントの運用方法

LINE公式アカウントの運用方法は、以下の4段階に分けられます。

  1. 立ち上げ
  2. 友だち追加促進・配信開始
  3. 配信の効果検証
  4. 定期的な見直し

▼フェーズ毎のTODO

それぞれ詳しく見ていきましょう。

フェーズ①:立ち上げ

LINE公式アカウントのキックオフから運用開始月の期間で取り組むタスクは、下表の通りです。

タスク

概要

運用の目的決定

売り上げをアップという目的のために、必要な運用方法を検討する

数値目標(KPI)を決定

運用の目的から目標達成に必要なものを考え、数値として可視化する

お客様のペルソナを理解

  • 「広く浅い」内容ではなく「狭くとも深い」内容の配信を届ける
  • 実際に友だち追加するお客様の解像度を上げ、このお客様が喜ぶ配信を届ける

トンマナを決定

ターゲットとなる友だちに合ったテイストの配信を届けるため、画像作成時のルールを決める

初期設定内容を決定

運用方法に応じた初期設定(※)を決定する

初期設定内容の完了

運用方法に応じた初期設定(※)を実装し、友だち追加しても問題ない状態にする

配信計画を立案

  • 誰に・何を・いつ配信するかを考える
  • 繁忙期や正月・GWなど季節のイベントに合わせ、1年間の予定を仮設定する

※あいさつメッセージ・リッチメニューの内容やチャット設定

目的に合わせて機能を活用することで、認知度の向上や販促に向けた導線の整理が可能になります。
そのためにも、運用の目的を明確にすることが大切です。
LINE公式アカウントの作り方について振り返りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【関連記事】LINE公式アカウントの作り方ガイド!料金プランや成功事例も解説

フェーズ②:友だち追加促進・配信開始

LINE公式アカウントの運用初月に実践するタスクは、下表の通りです。

タスク

概要

友だち追加促進

友だち追加施策を決定し、計画に沿って友だち追加を促進する

友だち追加数進捗チェック

毎月1回、以下の数値を確認する

  • 友だち数
  • ブロック数
  • ターゲットリーチ数

友だち属性チェック

以下に示すような、友だちの属性をチェックする

  • 性別
  • 年齢
  • 居住地 など

友だち追加経路チェック

新規の友だちが、どこから流入したのかを確認する

友だち追加チェックリストの再確認

友だち追加施策をチェックし、次にどこから友だち追加してもらうかについて計画を立てる

情報やメッセージは、友だち追加してくれたユーザーにのみ届きます。
したがって、情報を受け取れる友だちを増やすことが、運用を成功させる第一歩です。
新規顧客からリピーターの育成につなげるためにも、基盤作りを大切にしましょう。

フェーズ③:配信の効果検証

LINE公式アカウント運用後、立ち上げから2か月目の時期に必要なタスクは、下表の通りです。

タスク

概要

配信計画

毎月、翌月の詳細な配信計画を立てる

配信

メッセージ・VOOMを配信する

効果検証

以下について確認し、PDCAを回す

  • メッセージ・VOOMの配信結果
  • リッチメニュー・クーポンなどのアクション数

運用で得られた情報を確認・分析できることも、LINE公式アカウントの大きなメリットです。
効果検証はユーザーニーズを明確化し、ターゲティングされたサービスの提供を可能にします。
結果として、ユーザーエンゲージメント(※)の向上につなげられます。
※企業に対する信頼や愛着

一過性の施策で終わらないよう、効果検証を経て課題の抽出と改善を繰り返しましょう。

フェーズ④:定期的な見直し

LINE公式アカウントの運用開始から3か月ごとのタスクは、下表の通りです。

タスク

概要

毎月の見直し

運用の目的を再確認する

四半期の見直し

目標達成のマイルストンを確認する

半年での見直し

  • 目標数値を見直し、必要に応じて修正する
  • LINEの友だち層を確認し、ペルソナを再設定する
  • トンマナを見直す
  • 半年間の配信計画を再設定する

年間でも見直し

  • アカウント運用の目的を再設定する
  • 予算の見直す

友だちの反応を見ながら適切な施策を選定することで、ユーザーへの効果的なアプローチが実践できます。
そのためにも、PDCAサイクルを何度も繰り返すことが大切です。

PDCAサイクルを効率的に回しながら運用を成功させるには、弊社が提供する「スマケ!」がおすすめです。
「スマケ!」では予約対応などを自動化できるうえ、友だちの行動データを収集・分析しやすい機能がそろっています。
セグメント配信によるパーソナライズされたプロモーションも可能となるため、効率と効果の双方を求める方にも最適です。

機能の詳細や他ツールとの違いについて知りたい方は、弊社の運用ノウハウが集約されている「スマケ!虎の巻」をぜひご覧ください。
セグメント配信のメリットや具体的なやり方について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしましょう。

【関連記事】LINEのセグメント配信とは?デバイスごとのやり方や成功事例も解説

LINE公式アカウントの運用を成功させる3つのコツ

LINE公式アカウントで友だちを集めるためには、「LINEの友だち数=気づく率×友だちになりたいと思う率」の方程式を意識することが大切です。
具体的なコツは、以下の3点です。

  1. 自社に「気づく率」を上げる
  2. 「友だちになりたいと思う率」をアップさせる
  3. ブロック率を下げる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コツ①:自社に「気づく率」を上げる

LINE公式アカウントの運用を成功させようとしても、自社に気づいてなければ、ユーザーに「友だち追加したい」という気持ちは生まれません。
気づく率を上げる施策には下表のように、オフラインとオンラインでの方法があります。

オフラインでの集客方法

オンラインでの集客方法

  • スタッフによる声かけ
  • 店内に友だち追加促進ツールの設置
  • 店内放送による音声での呼びかけ

友だち追加広告(CPF)の活用

オフラインでの集客は、時間と労力が必要です。
しかし、店舗内の限られた場所で告知・宣伝できるため、ユーザーに気づいてもらえる率は高まります。

一方、オフラインでの友だち追加広告は、友だちを獲得したときのみ費用が発生する成果報酬型となります。
低コストで効率よく友だちが増やせるため、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。

なお、弊社では500社を超えるLINE公式アカウントの運用経験をもとに、ビジネス展開の提案・サポートを提供しています。
LINE公式アカウントの運用を成功させたい方は、LINE完全運用シートをぜひご活用ください。
以下の4項目に基づき取り組めば、LINEマーケティングの成功確率を高められます。

  1. 目標(予実)管理シート
  2. 友だち集めシート
  3. 配信スケジュール管理シート
  4. クリエイティブ改善管理シート

シートの使い方について詳しく知りたい方は、以下の動画もぜひチェックしましょう。

コツ②:「友だちになりたいと思う率」をアップさせる

「友だちになりたい」と思う不動の理由は、以下の2つです。

  1. お得なクーポンが流れてくるから
  2. 役に立つ情報が流れてくるから

上記を踏まえると、「友だちになりたいと思う率」をアップさせる効果的な配信内容は主に以下が挙げられます。

ユーザーの興味・関心を醸成できるような配信を継続し、信頼関係を深めていくことが大切です。

コツ③:ブロック率を下げる

LINE公式アカウントの運用を成功させるためには、以下のようなブロック率を下げる施策も必須です。

  • お得かつ抽選機能付きのクーポン配信
  • メッセージ配信の内容・頻度の調整
  • LINE公式アカウントの機能を活用
  • 「通知オフ」について案内する など

99%当選のクーポンなどを配布してお得感を演出することで、ユーザーが友だちであり続けるメリットを感じやすくなります。
また、頻回な配信でユーザーにうっとおしさを感じさせないよう、配信回数は月に2〜4回程度がベストです。
情報発信に関するプランを綿密化し、ユーザーファーストの配信を実践することが、ブロック率を下げることにつながります。

クーポン配信のメリットや成功事例について詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてください。

【関連記事】LINE公式アカウントのクーポン配信ガイド!作成方法や成功事例も解説

LINE公式アカウント運用の成功事例

下表は、住宅会社のLINE公式アカウントにおける段階別の施策です。

施策の概要

結果

友だち追加広告(CPF)

LINEアプリ内に出稿

1人あたり約500~600円で友だちを獲得

メッセージ配信

お役立ち情報の配信

開封率30~40%に上昇

チャットボット

「来場予約・お問い合わせ」ボタンを設置

チャットボットでの予約が

毎月2~4人ほど発生

「よくある質問」ボタンを設置

毎月25回以上起動

「建売物件を探す」ボタンの設置

  • 毎月100回以上起動
  • お問い合わせが発生

特にチャットボットの活用は友だちがメッセージを送信するハードルを下げるうえに、悩みを自動で解決できるメリットがあります。
なお、弊社ではチャットボットをはじめ多様な機能でLINE公式アカウントの運用をサポートする、「スマケ!」を提供しております。
機能や料金について知りたい方は、「スマケ!虎の巻」もぜひ参考にしてください。

業界別の成功事例について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしましょう。

【関連記事】【業界別】LINE公式アカウントの導入事例!具体的な施策や運用のコツも解説

まとめ:LINE公式アカウントの運用はPDCAサイクルが必須

LINE公式アカウントの運用を成功させるためには、PDCAサイクルの継続が必須です。
LINE公式アカウントを通じて売上を向上させられるよう、運用と改善を繰り返していきましょう。

なお、LINE公式アカウントを運用して自社のファンを増やしたい方は、弊社が提供するLINE完全運用シートをご活用ください。
以下の4項目に取り組むことで、LINE公式アカウント運用の成功が期待できます。

  1. 目標(予実)管理シート
  2. 友だち集めシート
  3. 配信スケジュール管理シート
  4. クリエイティブ改善管理シート

シートの活用方法について詳しく知りたい方は、以下の動画もあわせてチェックしましょう。

【関連記事】LINEは集客ツールとして使える?友だちを増やす方法や成功するコツも解説
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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

代表挨拶ページはこちら

 

澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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