Webサイトは企画からリリースまで、さまざまな工程を経て完成します。しかし、Webサイト制作を外注する方からすると、「せっかくプロに頼むのだから、制作期間を短縮できないのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、Webサイト制作にかかる平均的な期間から、制作期間を短縮するコツまでを、弊社の支援実績に基づき解説します。
弊社はこれまでに何百ものWebサイトを構築し、制作期間を短縮するために必要なポイントを心得ています。できるだけ短期間で効果的なWebサイトを制作したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Webサイト制作にかかる期間は、サイトの種類やページ数などによって異なります。一般的には、ページ数が多いほど、制作にかかる期間が長くなる傾向があります。
サイトの種類 |
ランディングページ |
コーポレートサイト |
大規模サイト |
ページ数の目安 |
1ページ |
10ページ |
30ページ |
制作期間の目安 |
1か月 |
2か月〜3か月 |
約3か月半〜4か月 |
なお、大規模サイトのうち、100ページほどのものになると8か月〜9か月程度の制作期間が必要です。Webサイトを制作・リニューアルする際は、上記を目安に公開日から逆算して余裕のあるスケジュールを組みましょう。
下表は、Webサイト制作における弊社の支援実績を一部抜粋したものです。制作期間は最短で2か月、平均で約4か月となっています。
業種 |
制作期間 |
制作費用 |
教育 |
2か月 |
105万円 |
住宅・建設・不動産 |
3か月 |
253万円 |
小売・卸売 |
4か月 |
181万円 |
サービス |
5か月 |
164万円 |
サービス |
5か月 |
85万円 |
食品 |
5か月 |
127万円 |
寺・神社・葬儀 |
8か月 |
325万円 |
小売・卸売 |
9か月 |
132万円 |
ほかにも医療・介護や製造など、弊社はこれまでさまざまな業種のWebサイト制作を支援しています。自社と同じ業種の制作事例があるか、ぜひ一度Webサイト制作実績をご覧ください。
なお、弊社は公開後のWebサイト運用もサポートしています。Webサイトを起点に売上アップを実現したい方は、お気軽にご相談ください。
Webサイトの制作期間が長くなる要因を、以下の2つの側面から解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webサイトの制作期間が長くなる場合、以下のような点が制作会社側の要因として挙げられます。
なかでも、スケジュールが後ろ倒しになった際は、調整に時間がかかり、全体の進行が遅れます。実際に、一度発生すると続々と玉突き事故を起こすように予定が重なるため、各作業者の調整に半日以上かかるケースも珍しくありません。
その結果、作業時間が調整によって削られ、直近かつできる範囲の作業から対応するしかなくなります。この状態のまま全体的なスケジュールを立て直せない場合には、Webサイト制作がずるずると長期化しがちです。
たとえタスク単体の遅延がなくても、当初の予定に横槍やずれ込みが入ることによって、時間が足りなくなったり調整が追いつかなくなったりしてしまいます。
Webサイトの制作期間が長くなるケースでは、以下のような依頼側の要因も考えられます。
ただし、社内都合で公開できない場合を除いて、多くの要因は制作会社側の管理不足による側面もあります。
依頼側としては、Webサイト制作の過程で大きな変更が入らないよう、社内の意思決定者を1人選定しておきましょう。制作期間が長くなる要因を解消するためにも、社内で入念に協議を重ねておくことが大切です。
Webサイトの制作期間を短縮するコツは、以下の5つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webサイトの制作期間を短縮するためには、事前準備を済ませておくのがポイントです。必要な準備ができていれば、制作会社との打ち合わせをスムーズに進められ、確認作業にかかる時間を減らせます。
Webサイト制作に向けて把握・決定しておきたい項目は、下表の7つです。
①現状について |
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②Webサイトの目的やゴール |
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③Webサイトの仕様 |
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④予算 |
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⑤スケジュール |
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⑥広告 |
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⑦担当者の対応範囲 |
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ほかにも、提供する画像や原稿などの素材も準備しておくと良いでしょう。特に、写真撮影やインタビューなどは時間がかかるため、早めに準備しておくと制作スケジュールへの影響が少なく済みます。
Webサイト制作前に決めておきたい内容に関して、詳細を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
【関連記事】Webサイト制作前に決めておきたい7項目とは?費用相場もあわせて解説
Webサイトの制作期間を短縮するためには、余裕を持ったスケジュールを立てておくことも大切です。
スケジュールに余裕をもたせることは、一見すると、短縮の真逆のように捉えられます。しかし、Web制作において、非現実的なスケジュールは計画倒れしやすいため注意が必要です。
制作スケジュールを立てる際は、必要な工程をあらかじめ把握し、マイルストーンやバッファを設けるといった工夫が必要です。力技を前提とした「なんとかなる」精神の計画がうまくいかなかった場合、再調整に労力が割かれるなど、余計な時間がかかるケースも珍しくありません。
制作だけではなく、確認作業や修正にかかる時間を含めて現実的な期間を押さえておくと、結果としてWebサイトの制作期間を短縮できます。
制作進行中の手戻りを減らすのも、Webサイトの制作期間を短縮するためのポイントです。具体的な方法としては、以下の2つが挙げられます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
Webサイト制作の際は、社内の決裁フローを明確にしておくことが大切です。
制作進行中は、問い合わせに返答したり画像や原稿を提出したりするなど、さまざまなやりとりが発生します。その際、決定権を持つ責任者が誰かを明確にしていないと、確認作業に時間がかかります。
場合によっては、責任者の返事が遅れてスケジュール全体に影響を与えかねません。重要な打ち合わせには決定権がある責任者も参加したり、やりとりしやすい決裁フローを作っておいたりすると、制作進行中の手戻りを減らせるでしょう。
案件内容に適したメンバーをアサインできると、Webサイト制作をよりスムーズに進められます。
Webサイト制作には、ディレクターやデザイナーをはじめ、さまざまな人員が関わります。依頼側に基礎的なWeb知識がない場合、制作中に認識のズレや進行中の手戻りが発生するでしょう。
手戻りを減らして、Webサイトの制作期間を短縮するためには、制作会社側のメンバーと依頼側の担当者で適切なチームを組むことが大切です。
制作会社から問い合わせがあったら、できるだけすばやく対応しましょう。確認作業に時間がかかると、その分作業が遅れてしまいます。
初回の打ち合わせを終えると、基本的には制作会社が主導してWebサイト制作を進めます。しかし、その後も以下のような理由で、問い合わせが入るケースがほとんどです。
忙しいからといって確認を後回しにしてしまうと、制作会社は作業を進められません。確認作業にすばやく対応できれば、Webサイトの制作期間を短縮できるでしょう。
さまざまなツールの操作に慣れておくのも、Webサイト制作をスムーズに進めるポイントの1つです。Webサイト制作ではZoomやGoogle MeetなどのWeb会議ツールや、Adobe XDをはじめとするデザイン作成ツールで情報共有するケースが多いためです。
Web会議ツールを使えば、電話やメールのやり取りと比べて関係性を築きやすく、細かなスケジュールや方向性を決定しやすくなります。また、デザイン作成ツールの使用は、作成データの共有やコメントのスムーズなやり取りに役立ちます。
業務の効率化につながるツールは、できるだけ積極的に活用してください。ツールの操作に慣れておくと、Webサイト制作の期間短縮にもつながるでしょう。
それぞれのツールの操作方法や必要な準備について知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】【画像付き】Adobe XDでコメントを追加・編集・削除する方法を解説
【関連記事】Web会議のスタートガイド|事前準備やツール別のやり方を解説
Webサイトの制作期間を短縮するためには、余裕をもったスケジュールを立て、予定通りに進行する必要があります。具体的な時短テクニックや裏技があるというよりは、制作会社側と依頼側による双方の協力が不可欠です。
なお、弊社はデータに基づいたサイト設計にこだわり、お問い合わせ率の高いWebサイト制作をサポートしています。できるだけ制作期間を短縮し、公開後のWebサイト運用にも力を入れたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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