SNS運用

SNS運用を始める企業は必見!メリット・デメリットや成功事例を解説

2024.07.08

SNS運用を始める企業は必見!メリット・デメリットや成功事例を解説

SNSは個人での利用はもちろん、企業がマーケティングの一環として運用を始めるケースも増えています。しかし、「ホームページだけで十分ではないか」「SNSを運用する重要性が分からない」という方もいるでしょう。

この記事では、企業のSNS運用について、意識すべきことを踏まえながら解説します。企業がSNSを運用するメリット・デメリットや実際にSNSを活用した成功事例もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

企業のSNS運用で最初に意識すべきこと

企業がSNSを運用するうえで、まず意識すべきことは以下の2点です。

  1. きっかけづくりに活用する
  2. ホームページと役割を分ける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

意識すべきこと①:きっかけづくりに活用する

企業においてのSNS運用は、「きっかけ」をつくるための手段です。商品やサービスを知り、特徴を理解するきっかけになれば、十分な役割を果たしています。

しかし、多くの企業はSNSからのコンバージョンを期待し過ぎているのが現状です。企業のSNSはあくまで「きっかけづくり」に徹し、より多くのユーザーへリーチすることを目標にしましょう。

意識すべきこと②:ホームページと役割を分ける

ホームページの役割は、SNSで商品・サービスを認知したユーザーに対して、その興味関心を確信に変えることです。商品・サービスの詳細な情報など、ユーザーにとって有益となる価値を提供します。

ユーザーが商品・サービスの購入を検討するフェーズになれば、ホームページを訪問してもらい、背中をそっと押してあげることが大切です。SNSとホームページでは、それぞれ役割が異なっていると認識したうえで運用しましょう。

なお、弊社ではお問い合わせを獲得するための、ホームページ制作を支援しています。集客に効果的なホームページを作りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、ホームページの持つ役割について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしましょう。

【関連記事】【初心者向け】企業ホームページの役割とは?よくある失敗や制作事例も解説

企業がSNS運用を始める3つのメリット

企業がSNS運用を始めるメリットは、以下の3つです。

  1. 認知拡大につながる
  2. 顧客との関係性を維持・強化できる
  3. 低コストで運用できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①:認知拡大につながる

SNSはリアルタイムでの情報発信に優れたサービスのため、商品・サービスの認知拡大に力を発揮します。利用者数も増加傾向にあり、より多くのユーザーに対して情報の発信が可能です。各SNSにおける最新のユーザー数・ユーザー層・特徴は、下表を参考にしてください。

ユーザー数

ユーザー層

特徴

X(旧Twitter)

6,650万人

20代が多い

  • 短文の投稿が中心
  • 高い拡散力を活かすには、タイムリーな情報が重要

Instagram

6,600万人

10代〜20代が多く、女性が半数以上

  • 画像・動画の投稿が中心
  • インフルエンサーマーケティングが盛ん

Facebook

2,600万人

30代〜50代が多い

  • 実名登録のため、リアルでのつながりがベース
  • 精度の高いターゲティングによる広告発信が可能

LINE

9,600万人

老若男女を問わず幅広い年代

TikTok

2,700万人

10代〜20代の若年層が多い

  • 短尺動画の投稿が中心
  • 「おすすめ」から関心のあるユーザーにアプローチ可能

SNSによってユーザー層や特徴が異なるため、自社の商品・サービスに適したSNSを選択しましょう。

また、自社が情報を発信するだけでなく、興味を持ったユーザーが投稿を拡散すると、短期間で商品・サービスの認知拡大を図れます。基本的にユーザーは、SNSを通して興味のある情報を収集します。

しかし、知り合いや注目しているインフルエンサーが投稿・共有している情報であれば、関心のない内容でも気になるという方もいるでしょう。つまり、ユーザーにとって興味深い投稿をすることで拡散力が高まり、より効果的な認知拡大を目指せます。

SNSの運用では、周りのユーザーの力も借りながら、認知の向上へとつなげていきましょう。

メリット②:顧客との関係性を維持・強化できる

SNSは企業と顧客とが直接コミュニケーションを取れる場となり、関係性の維持・強化にもつながります。自社の投稿に対する反応や、自社の商品・サービスに関するユーザーの投稿は、今後の参考にもなる貴重な意見です。

返信やいいねを押すことでコミュニケーションを図り、良好な関係を築き上げましょう。一方的に情報を発信するだけでなく、顧客とのやり取りも重要であると認識してください。

メリット③:低コストで運用できる

SNS運用は、アカウントの作成から投稿に至るまで、広告の利用を除いて基本的に無料で利用できます。利用方法も簡単で、個人での利用方法とほとんど変わらず、ノウハウの蓄積にもコストはかかりません。

低コストにもかかわらず、宣伝効果を見込めるのは、SNSの大きなメリットです。SNSは費用をかけずに始められるので、まずは気軽にアカウントを作成しましょう。

企業がSNS運用を始める2つのデメリット

企業がSNS運用を始めるデメリットは、以下の2つです。

  1. 投稿内容によっては炎上するリスクがある
  2. 担当者を別途配置する必要がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

デメリット①:投稿内容によっては炎上するリスクがある

誤った情報や不適切な内容の投稿をしてしまった場合、インターネット上で拡散され、炎上する可能性があります。企業のイメージや信用の悪化につながるため、投稿には細心の注意が必要です。実際に起きた炎上事例は、下表の通りになります。

投稿内容

結果

ある飲料品を飲んでいそうな女性像をイラストとともに投稿

取り上げた女性像が、実際に購入している女性に対しての揶揄だとして批判を受けた

子供向け玩具メーカーがトレンドに便乗し、自社のサービスをおもしろく紹介

投稿内容が犯罪を想起させるとして、冗談でも笑えないと厳しい声が相次いだ

コスメやサプリメントのPR投稿

薬機法や景品表示法に違反する表現だと指摘された

たとえすぐに投稿を削除したとしても、スクリーンショットなどで拡散されてしまいます。SNSで投稿する際は、内容に誤りがないか必ずチェックしてください。複数人でのダブルチェックや、ファクトチェックも有効です。

企業におけるSNS運用は企業の看板を背負っていると認識し、正しい方法で活用しましょう。

デメリット②:担当者を別途配置する必要がある

SNSの運用は単に投稿するだけではなく、動画や画像を制作する必要があります。片手間に行える作業ではないため、専用の担当者を別途配置して運用するケースがほとんどです。

しかし、自社ですべての作業を行うと負担も大きいため、運用代行を依頼することも検討してください。専門家に任せることで、負担を軽減しつつ効果的な運用を目指せます。自社のリソースを踏まえ、状況次第では運用代行も選択肢の1つとして検討しましょう。

なお、弊社ではSNSのビジネス活用にともなう、幅広いウェブマーケティング支援を行っています。効果的なSNS運用を実現したい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

【業種別】SNSを活用した企業の成功事例

SNSを活用した企業の成功事例は、以下の3つです。

  1. 住宅メーカー
  2. 介護施設
  3. ジュエリーメーカー

それぞれ詳しく見ていきましょう。なお、LINEの成功事例について知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【関連記事】【業界別】LINE公式アカウントの導入事例!具体的な施策や運用のコツも解説

成功事例①:住宅メーカー

下表は、SNSを活用した住宅メーカーの例です。

課題

  • どのような投稿をすれば良いか、分からない
  • 運用リソースが不足している
  • 認知拡大から展示会来場へつなげたい

施策

  • 「北欧デザイン」「家具から考える家づくり」という強みを明確にし、プロフィールや投稿に反映した
  • コンセプトに特化した投稿を実施した

成果

  • フィード投稿のフォロワー外リーチが1,500%増加した
  • リール動画構成のコンサルで再生数1.5万回達成した

ファン作りのために継続的なコミュニケーションを行い、フィード投稿の数値改善や、フォロワー外リーチの大幅増加にもつながっています。

まずは自社の強みを明確にし、投稿の方針を決めてから運用しましょう。

成功事例②:介護施設

下表は、SNSを活用した介護施設の例です。

課題

  • Instagramの活用方法が分からない
  • 運用リソースが不足している
  • 認知拡大からお問い合わせを増やしたい

施策

  • ターゲットを介護が必要になる親世代の40代に設定した
  • 介護に対する「不」を解消するコンテンツを計画した

成果

  • フィード投稿のエンゲージメント率が30%を超えた
  • リール動画では、50%以上のフォロワー外リーチを獲得した

施設の日常やアットホームな雰囲気を伝えることで、フォロワーが積極的に閲覧し、興味関心を継続的に醸成する状況につながりました。

SNSで発信する情報は、ターゲットに適した内容を選択しましょう。

成功事例③:ジュエリーメーカー

下表は、SNSを活用したジュエリーメーカーの例です。

課題

  • 同業種大手ブランドとの差別化を図りたい
  • 興味関心を促進させたい
  • ECサイトの売上を向上したい

施策

  • ターゲットを業界では当たり前の高年齢層から、普段使いを目的とした30代に設定した
  • Instagramのショップ機能と連携させた

成果

  • フォロワー数が200%増加した
  • ホームページ遷移数が475%増加した

投稿から商品タグを経由した、直接ECサイトへの遷移が増加しました。プロフィールから直接ECサイトへの遷移も増加しており、売上の向上も期待できます。

ECサイトを運営している企業も、SNSの機能を有効活用すると成果をより上げやすくなるでしょう。

まとめ:企業のSNS運用は「きっかけづくり」に最適

企業のSNS運用は「きっかけづくり」に最適で、認知拡大に効果を発揮します。低コストで運用できるため、気軽に導入しやすい点も大きなメリットです。しかし、投稿する動画や画像などの制作にはリソースがかかるので、状況によっては運用代行も検討しましょう。

なお、弊社では実績多数の専門家によるInstagram運用サポートを実施しています。自社のアカウントを運用し、ユーザーの購買促進を目指したい方は、ぜひ一度弊社までご連絡ください。

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book この記事の監修者

澤田将司

株式会社ベイス 代表取締役社長

マレーシア、クアラルンプールで起業。
オンラインゲームプラットフォームや3大通信キャリアの公式コンテンツプロバイダーなどの事業を経て、2015年に実家の家業を引き継ぐ形で帰国。
現在は三重県四日市市で受託型のウェブマーケティング会社、株式会社ベイスを経営。

得意分野はコンバージョン率(お問い合わせ率)の高い企業のホームページ運用。
豊富な経験で培った徹底したデータ駆動のマーケティング戦略で、これまでに数多くの企業のウェブ戦略立案から実行までを手がける。

LINE社認定のパートナーでもあり、これまで運用した企業アカウント数は500を超える。

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澤田将司|ベイス代表取締役 澤田|ベイス社長@行きたくなるオフィス研究中 中小企業マーケティングラボ

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